秋田書店が雑誌の懸賞読者プレゼントで水増し

秋田書店が出版する女性向けの漫画雑誌で、読者プレゼントの当選者数が水増しされていたことが明らかになりました。

消費者庁は8月20日、上記の行為が景品表示法違反(有利誤認)にあたるとして、秋田書店に対して再発防止などを求める措置命令を出しました。

問題の漫画雑誌は、2010年5月から2012年4月に発売した女性向け漫画雑誌「プリンセス」「プリンセスGOLD」「ミステリーボニータ」の3誌。

雑誌に付いてくるアンケートハガキを送ると、抽選で雑貨や商品券、家電製品などが当たるとしていました。しかし実際に当選→発送に至った人数は雑誌に記載した当選者数より少なく、50人の人が当選するはずのヘアクリップに関しては、実際に当選したのは3人だけだったといいます。

1万円分の商品券など、中には1人も発送しない商品もあったそうです。

また当選者の水増しだけでなく、このような雑誌には当選者の氏名等を掲載するページがありますが、そのページヘ架空の名前を掲載することで、いかにも当選者がいるかのように装っていました。

秋田書店は去年4月までの1年以上に渡り、このような不正表示を繰り返していたようです。

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秋田書店のコメント

秋田書店は「企業提供だった懸賞品が不景気で減り、アンケートに大勢答えてもらおうと始めた」としており、秋田貞美社長は「読者に多大な迷惑を掛け、深くおわびする」とのコメントを発表しました。

また秋田書店は消費者庁の処分を受けて、不正表示は去年4月より行なっていないとした上で、ホームページへ読者への謝罪文を掲載。

「今後、このようなことが起きないように、管理体制の強化を図り、役員以下社員一丸となって、再発防止に向けて、取り組んで参ります」などとするコメントを掲載しています。

応募した読者は景品が届かなくても、「なんで当選しないんだ!絶対これには裏がある!」などと思うことはなく、基本的には「外れたか~、残念」としか思わないでしょうから、今回のような水増しや不正表示は氷山の一角かもしれませんね。

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読者などのコメント

街の方や懸賞ファンの方のコメント
「えー、ガッカリ。やだ~。そうなんですか?知らなかったから、今知って凄いガッカリです」

「詐欺みたいですね。もう出さないかも」

「裏切っちゃダメですよね。5人なら5人当ててもらわないと。それでなくても確率が低いので」

「企業側に不信感が出ちゃいますよね。イメージが悪いですよね」

「一言『怒り!』というか、裏切られたということです。何を信じて応募していったらいいのかな、と思って。(応募するのに)コストもかけますし手間もかけますし。今後、秋田書店さんがどんなふうに対処をしていくのか。集めた私達の個人情報もどんなふうに変なふうに利用されていたんじゃないかと心配にもなります」

懸賞ライターの方のコメント
「他の企業さん、一生懸命真面目にやっている企業さんにとっても非常に残念なニュースですよね。ちゃんと、抽選をして、そして発送してますよ。と自社のホームページで、動画で流すとか、そういうことをする企業さんは増えてくると思いますね」

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