脱法ハーブ(合法ハーブ)の危険性-バッドトリップ

ここ数年、脱法ハーブを吸って交通事故を起こすなどの事件が相次いでいます。

今年の目立った事故としては、2月に福岡市の天神で車10台前後が絡む事故がありましたし、つい数日前の6月24日にも東京都豊島区の西池袋で8人が死傷する事故がありました。

福岡での事故の様子はこちら。

池袋で事故を起こした名倉佳司容疑者がよだれをダラダラに垂らしながら警察に連行される様子はこちら。

こういった交通事故の他にも、脱法ハーブを吸ったことによる中毒症状が原因とみられる死亡事故も多々起きています。

なぜこのように悲惨な事件事故が相次いでいるのに、脱法ハーブを吸う人が後を絶たないのか。

それは、地元のハーブ店で気軽に購入できるほか、ネットからの通販でも気軽に購入できること、また値段が通常の薬物と比べて非常に安価であり、一般的に「合法ハーブ」などと呼ばれ「違法ではなく合法である」という認識が広がっていることも原因とみられます。

では、脱法ハーブはどのような薬物なのか?何が危険なのか?

上記2つの動画をご覧いただけると十分に分かると思いますが、実際に色んなドラッグを使用してきた人物から体験談を聞くことが出来ましたので、ご参考ください。

脱法ハーブ体験談

脱法ハーブ経験者の話

私は10代の頃に、大麻・覚せい剤・シンナー・ガス(ニュースなどでガスパン遊びと呼ばれていたやつ)などを使用したりしていた時期がありました。

覚せい剤は20回以内程度、シンナーは10回以内程度、大麻とガスは数えきれないくらい使用したことがあります。

特に大麻は好んで使用しており、自宅で栽培もしていました。

今は使用していませんが、私は大麻に関しては”害のある薬物”という認識を持っていませんし、合法化されれば使用すると思います。

その他の覚せい剤などが合法化されても使用するつもりは全くありませんが、大麻だけは別ですね。そういった背景もあり、大麻とハーブって近いものなんじゃないかという勘違いなどから、なんとなく合法ハーブには興味を持っていました。

そして私が初めて合法ハーブを吸ったのは、2006年~2007年頃だったと思います。

大麻を吸うためのパイプやボングといった吸引具を取り扱っている「大麻堂」のサイトを見た時に、「ガンジャスペシャル」という合法ハーブが売られていました。

ガンジャとは大麻のことで、他にはマリファナ・葉っぱ・草などと呼ばれます。

このガンジャスペシャルですが、あまり覚えていませんが2グラム程度で2000円くらいだったでしょうか。

大麻だと1グラム3000円~8000円程度で取引されていたので、破格ですよね。

こんな値段で同じ効果を得られるのであれば、ぜひとも使用してみたいと思った私は、大麻堂で「ヴェポライザー」という大麻吸引具を購入するついでに、ガンジャスペシャルも1つ購入してみたのです。

そして、大麻を吸うときと同じように、巻紙で巻いて吸ってみたのですが、衝撃的なくらい不味かったのを覚えています。

そこを我慢して、何とか吸ってみました。
でも効果なし…。おかしいな?と思ってもっともっと吸いました。

が、何の効果もありませんでした。残ったのは口の中に残ったクソ不味い後味と軽い吐き気のみ。

これが、合法ハーブの初体験で、当時の私はこれが最後の合法ハーブ体験となる予定でした。「なんだ、合法ハーブってただの詐欺じゃん」と、そう思っていたのです。

その後、私は大麻を中心に楽しみながらも、時々覚せい剤などのドラッグなどにも手を出しながら生活を送っていました。

で、2年くらいが経ったころの2009年に私は、薬物などは全く関係ないのですが、ある事件を起こして警察に逮捕・施設に送られることとなりました。

それから社会に戻ったのは2011年。

少し長くなりましたが、ここからが本題です。

脱法ハーブの危険性(バッドトリップ)

脱法ハーブ経験者の話(続き)

私は社会復帰した後、地元から離れて不良交遊も断絶し、パソコン関係の会社に就職。過去とは全く異なる生活を送っていました。

そして比較的生活が安定したため、昔よく遊んでいた友人(年上の先輩)に連絡をしてみたのです。

暴走族や暴力団とは一切関わりがなく、一緒に大麻を吸って楽しんでいた純粋なガンジャ仲間です。

約2年ぶりの連絡なので、会話は盛り上がりました。

もちろん話題は大麻の話になり、「まだガンジャやりょん?」と聞かれ、「もうやめましたねー。やってます?」と返したところ、「やりょうるよー。でも最近はハーブの方が多いかも」と。

私は「え、合法ハーブって効きます?昔やったことあるんですけど、全然でしたよ」と言いましたが、「ガンジャとは全然違うけど、まぁ普通に飛ぶよ」と言われ、興味が沸きました。

そして、今度一緒にやろうということで電話は終わり、数週間後くらいに遊ぶことに。

私は地元から離れたところへ引っ越していたため、地元の駅まで電車で帰り、そこに迎えに来てもらいました。

共通の友人1人も一緒で、私も含めて3人。2年ぶりの再会で話は尽きることなく、そのまま先輩の家に行きました。

そこで早速、合法ハーブを吸うことになりました。

ボング(吸引具)に合法ハーブをつめた先輩は、私にライターとボングを渡してくれました。

私は、2年前に大麻を吸っていた時のような感覚で、ライターで燃やしながら豪快に吸いました。ボングはパイプなどと違って、大量の煙を一気に吸い込むことができて、効き目もガツンと来る強烈な吸引具です。

合法ハーブが大麻より強力だとは思っていませんでしたし、ガンジャスペシャルの記憶も残っていますので、どれだけ吸っても大丈夫だと思っていたんですね。

すると先輩は「いくね~」とちょっと心配そうに言いました。私は、え?全然余裕でしょ?くらいに思っていました。

そして私はボングを先輩に渡し、先輩たちも吸います。

…あれ?

大体こういうのは徐々に効いてくるのですが、瞬く間にヤバい何かが押し寄せてきました。

(うわ。なにこれクソ早い。え、やばー。)

ガンジャスペシャルの印象が強く残っていた私は、絶対に大したことないと思っていたので、驚き、高揚していました。何このぶっ飛び感。すげー、と思いました。

ヤバいっすね!これヤバいっすね!とか連呼してたと思います。

1人の先輩が吸って、次の先輩にボングが回ります。

最初は高揚感がありハイになってたのですが、10秒~数十秒くらいでしょうか、段々と高揚感は薄れてきて、”ヤバいかも”という気持ちが強くなってきました。

私は完全に黙ってしまい、1点を見つめて、冷静を保とうとしました。

(あれ、ヤバ…。待って。待て待て。待て…。)

完全にバッドトリップの入り口にいました。吸ってから数十秒、たった1吸いだけにも関わらず凄いスピードで私は別世界に飛んでいったのです。

2人目の先輩が吸い終わり、2週目のボングが渡されかけましたが、私は何も喋らず手で”ストップ”の合図を出しました。

久しぶりの再会でマシンガントーク状態だった私が急に黙り、明らかにおかしい様子に気付いた先輩はボングを置き、「え、大丈夫?今どんな感じ?」と聞いてきました。

「いや…。えっと…。ちょっと待ってください」

言葉を探すものの、思考能力・言語能力に大きな障害が発生しており、言葉が見つからない状態。それに、とにかく自分を落ち着かせて、バッドから抜け出したい。その邪魔をしてほしくないのです。

が、もはや取り返しのつかないところまで飛んでいました。

段々と現実世界とトリップ状態の区別がつかなくなり、自分がなぜ今ここにいるのか分からなくなり、ついには今目の前にいる2人の友人が誰だか思い出せなくなり、とにかくヤバいの一言でした。

必死に今日の出来事を思い出し、昨日まで会社で仕事をしていた”現実”を思い出し、今俺は合法ハーブを吸って一時的に飛んでいるだけだ、必死にそう言い聞かせ現実世界の自分を必死に守ろうとしていました。時間が経てば戻る、時間が経てば戻る、大丈夫…と言い聞かせていました。

しかし合法ハーブの威力は強烈で、自分自身が誰なのか分からないような感覚にも襲われ、話しかけてくる先輩にもタメ語で「ちょっと待って」としか返せず、2人が誰なのかを思い出しながらも、今の現状の把握を頑張りました。

が、無理です。
私は完全に飛びました。

合法ハーブが強烈なのはもちろんですが、それだけでなく、体質やセッティング(合法ハーブ セッティング – Google 検索)なども関係してきます。久々の再会、いつもの生活と全く違う環境ということもあり、勘ぐりモードに入ったんですね。

2人は何か話しかけてきていますが、もう何言ってるかほとんど耳に入ってきません。私は2人を完全無視もしくは適当な返事を返し、とにかく自分の意識を保つことに必死でした。

(ヤバい…死ぬ…かも…死ぬのか…?待って…。待て…。死ぬな…)

私は過去に、大麻のバッドトリップは2~3回くらい経験しており、バッドになりかけたところを何とか引き返したという経験は沢山経験しています。

大麻に慣れることで、バッドになりかけても何とか引き返す方法みたいなものが自然と身に付くんですね。それに大麻の場合、バッドに入る・入らないの瀬戸際で粘れる時間があるんです。

でも今回の合法ハーブのバッドトリップは、とんでもないスピードで一直線にヤバい世界に引きずり込まれました。バッドから引き返すための格闘時間を与えてくれることなく、瞬く間にバッドトリップに陥りました。

(ヤバい…。飲み物…)

私はかろうじて動く手でペットボトルのジュースを取り、口に流しました。

飲み物が口に入り、喉を通って胃の中に入る感覚がリアルに感じ取れました。自分という人間を乗っ取り、1つのマシーンを操っている感覚。自分の体内に水分が入って来る感覚が、リアルであるにも関わらず、どこか他人事。

体内にいるもう1人の自分。今ジュースを持って飲んでいる人物と、今こうやって脳内であれこれ自問自答している人物は全く別人という感覚で、意味が分からなくなりました。

ペットボトルを置いて、また1点を見つめてひたすら自問自答。

(ヤバい…。待て…。死ぬな…。待て…。)

(ヤバい!)

私は少しずつ記憶が消えていくような感覚で、どんどんバッドトリップに陥っていく自分に絶望と危機感を抱き、急に立ち上がりました。

ずっと座って自問自答していると、このまま死にそうな気がしたんですね。

動かないとヤバい、そう思った私は立ち上がった状態で、足踏みをしていました。もはやただのキチガイです。

かろうじて意識はあり、当時の私は自分の中で必死に戦っていたわけですが、もし逆の立場で私が通常状態の時に友人がいきなり立ち上がり足踏みをしてたらビビりますよね。仲良くない人間だとドン引きするかもしれないくらいのキチガイっぷりです。

先輩はそんな私に色んなことを話しかけ、「大丈夫?外の空気でも吸う?とりあえず換気しようか」みたいな感じで、窓を開けたり、何か色々気を遣ってくれたような気がします。ぶっ飛んでるのであまり覚えてないですが。

で、いつまでも黙った状態でひたすら足を動かして自問自答している私に対して、「とりあえず座ろう。落ち着こう」と言って先輩は私を座らせました。

もはや自分の体を操る能力すらほとんど残っておらず、私はドスン!と大きな音をたてて座りました。座ったというかもはや尻もちをつく感じでしょうか。でも痛みもないし、先輩に謝ることもなく、引き続き自問自答です。

(死ぬな…死ぬな…)

何とか、奇声をあげたり完全な精神崩壊状態には陥らなかったものの、いつまで経っても元の自分に戻ることは出来ず、色んなことがひたすら頭の中でループしていました。

今なぜ自分はここにいるのか、昨日の自分は何をしていたのか、普段の自分の生活、目の前にいる2人は誰なのか、自分には家族がいるのか、何で自分はこうなったのか…。

そして、現実世界の自分の人間や生活について考えているとき、ふと仕事のことを思い出して(ヤバい!仕事!)と携帯電話を開いて時間のチェックをしました。

かろうじて思い出したリアルの自分は、毎日仕事に通い、サラリーマンをしてるはずの人間。だけど現在の自分はぶっ飛んでてマトモな精神ではなく仕事なんかできるわけもない廃人。

このまま元の自分に戻れないのではないかという絶望感・恐怖心。

3連休だったので時間的余裕はあったのですが、あとどれくらい自分を取り戻すための時間が残されているのか、気になったのです。

携帯の時計を見た私は、残された時間がまだまだあることに安心した一方で、時間間隔の異常さにも驚きました。一晩中自問自答していたような感覚でしたが、実際に経っていた時間は数十分程度。時間間隔も破壊されていました。

携帯にはメールが届いており、時計を見たあと私はなぜかメールを見ることもなく携帯の電源を切りました。電話がかかってくるのが怖かったのか、今となっては私も詳細を覚えていませんが、何らかの防御反応だったのだろうと思います。

おそらくもう1吸いしていたら完全に精神崩壊していたことと思いますが、何とかその一歩手前で私はもがき、苦しみ続けました。

自分自身が誰なのか分からなくなるような絶望的な感覚。今までのリアルの世界がまるで夢だったかのように、遠く感じる恐怖感。もしかしたらこのまま元の自分に戻ることはなく、今の自分のままで一生過ごすことになるのか?精神障害者になるのか?下手したらこのまま死ぬんじゃないか?私は今までの人生で1度たりとも味わったことのない、悪夢の世界でひたすら苦しみ続けました。

押し寄せる死の恐怖との戦い、自分自身の全ての記憶と人生を失うかもしれない恐怖との戦いは、想像以上に辛く苦しかったです。

実際に合法ハーブを吸って死亡する事例がありますが、なんとなく想像できちゃうのが怖いんです。私ももう少し吸っていたら、あの精神状態からさらにヤバい世界にぶっ飛び、精神崩壊ののち死んでいたのかもしれないというのがリアルに想像できます。

結局、数時間くらい経てば徐々に回復して、最終的に完全に元の自分に戻りましたが、あの時の恐怖感は半端じゃありませんでした。

合法ハーブで1番怖いのは、初めて吸う人で、2番目に怖いのは、吸ったことはあるものの数ヶ月~数年程度の期間があいてるようなケース、だと思います。

一言に合法ハーブと言っても、種類によって効き目は雲泥の差があります。時代の変化により、成分なども変わってきます。

今回、池袋の方で男性が事故を起こしたそうですが、この人も「過去にハーブを吸ったことがある」と言っていますよね。

これも、過去に吸った威力の弱いハーブと同じ感覚でガッツリ吸ったら、思いのほかヤバいハーブで、ぶっ飛んで自分を失ったという感じだと思います。

私はこの絶望的経験の後にも、合法ハーブを適切な量吸った時の”通常トリップ”がどういうものなのか知りたいという興味から1つ買って何度か吸いましたが、トリップ中の記憶がほとんど飛ぶことや副作用などが嫌で、結局全部吸うことなくほとんど捨てて、今では「絶対にやりたくない薬物」という認識を持っています。

ヘロインなどの薬物を使用したことはありませんが、「理性を失う」「自分自身を失う」というような効果で言えば、どの薬物よりも合法ハーブが飛びぬけてヤバイと思います。

そういう意味ではガスも”死ぬかもしれない”というところまで飛びますが、それのもっと酷いバージョンで且つバッドトリップの時間が非常に長いという感じでしょうか。絶対に、手を出すべきものじゃありません。

おそらくですが、合法ハーブのヤバさは年々増していると思いますので、私が吸っていた時代のものと今の時代のものはまた違うと思います。

私が使用した合法ハーブの副作用としては、次の日の目覚めの悪さや倦怠感・服用している間の記憶がほとんど残らない・下痢になる・軽く無気力状態になる、ということなどがありました。

知り合いの中では白髪だらけになって肌荒れも凄く、見るからに不健康そうな見た目になった人もいます。ネット上では、「知り合いが合法ハーブで廃人になった」というような例が多数みられます。

色んな種類の合法ハーブがあるので、その全てで成分は若干異なるでしょうし、どんなヤバい成分が含まれているか分かりません。数年後~数十年後に症状が出てもおかしくありません。

依存性はおそらくあまり無いと思いますが、健康被害はかなり影響があるものと思いますので、今興味を持っている人は絶対に手を出さないようにした方がいいし、今やっている人は今すぐにやめたほうがいいでしょうね。

脱法ハーブは危険!

以上のように、脱法ハーブを経験した人がその危険性を話しました。

西池袋で事故を起こした名倉佳司容疑者も、警察への応答の際にろれつが回らない状態でしたし、現場に居合わせた人が撮影した動画を見た限りでも、明らかに正常じゃない様子が見て取れました。

ヨダレはダラダラ垂れ流し状態で、少し暴れる様子も映り、首も座ってないように見えました。車外に出る時も、警察官に支えられながらやっと出ていたようでした。

自分自身の人生だけでなく、周りの全く関係のない人たちの人生をも狂わせてしまう恐ろしい薬物ですので、その危険性を正しく認識しておきたいところですね。

ダメ。ゼッタイ。

画像出典:http://www.dapc.or.jp/gif/foot.jpg

この記事について

2014年6月27日

編集部


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