怪人28号名乗る男を恐喝未遂で逮捕-江崎グリコ脅迫文書事件

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大手食品メーカー「江崎グリコ」の江崎勝久社長(73)宛てに、計6回にわたり脅迫文書を送りつけて現金を脅し取ろうとしたとして、大阪府警は11月30日、男を恐喝未遂の容疑で逮捕しました。

逮捕されたのは、住所・氏名・職業など全て不詳の男。なお、年齢は40歳前後とみられています。

大阪府警の発表によると、男は今年10月29日~11月25日までのあいだに計6回、江崎勝久社長に対して「あれから30年。そろそろお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければ、またお願いするよ」などと書いた脅迫文書を送りつけた疑いが持たれています。

この際、過去に発生した未解決事件、通称 グリコ・森永事件の犯人の名前に似せた「怪人28号」を名乗っていました。

脅迫文書はいずれも東京都港区にある江崎グリコ品川オフィスに届いていましたが、宛先が江崎勝久社長だったため、全て大阪梅田オフィスに転送されたとのこと。そして江崎勝久社長が自ら内容を確認し、10月31日に大阪府警本部へ届け出ていました。

男は現金5000万円を要求、TDLで逮捕

警察によると、6通のうち3通目の脅迫文書で現金3,000万円の要求があり、4通目で受け渡し場所の指示がされたということです。

男は受け渡しの日時と場所について、11月23日午後5時、JR東京駅改札口を指定。連絡用としてアマチュア無線機の指定周波数なども書かれていたものの、この日男は東京駅に現れませんでした。

その後の脅迫文書で、金額は現金5,000万円に変更され、受け渡し場所についてもTDL(東京ディスニーランド)の入場ゲートに変更されたといいます。

そして11月30日午後5時ころ、TDLの最寄り駅のJR京葉線・舞浜駅付近で、無線機を使って話すそぶりを見せた不審な男を発見。そのまま任意同行し逮捕、同日深夜に大阪府警本部に身柄を移されました。

男は取り調べに対して黙秘を続けており、犯行動機や事件に至った経緯について、現時点で詳しいことは分かっていません。

江崎グリコに「怪人28号」名乗り脅迫状 男を逮捕

2014/12/1 07:00頃にFNNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

グリコに脅迫文・・・5000万円脅し取ろうとした男逮捕

2014/12/1 06:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

「商品に毒を混ぜる」 江崎グリコ恐喝未遂容疑で男逮捕

2014/12/1 02:00頃にTBS News-iがYoutubeにアップロードした動画

法定刑

関連する犯罪の法定刑
恐喝未遂罪…10年以下の懲役

グリコ・森永事件

グリコ・森永事件(グリコ・もりながじけん)は、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、阪神を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件である。警察庁広域重要指定114号事件。犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼ぶ。 2000年(平成12年)2月13日に愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、全ての事件の公訴時効が成立し、警察庁広域重要指定事件では、初の未解決事件となった。

出典:グリコ・森永事件 – Wikipedia

江崎グリコ

江崎グリコ株式会社(えざきグリコ、英語:Ezaki Glico Company, Limited)は、大阪府大阪市西淀川区歌島四丁目に本社を置く日本の大手製菓会社である。

コーポレートメッセージは、“おいしさと健康”である。英語によるメッセージ表記は当初「GOOD TASTE AND GOOD HEALTH」とされたが、1992年(平成4年)4月付で現行のCIが導入されたのに合わせ、「A WHOLESOME LIFE IN THE BEST OF TASTE」に改められている。

出典:江崎グリコ – Wikipedia

江崎グリコの概要
会社名 江崎グリコ株式会社
本社所在地 大阪府大阪市西淀川区歌島四丁目6番5号
設立 1929年2月22日
代表 代表取締役社長 江崎勝久
資本金 77億7,368万円
Webサイト 【江崎グリコ】ホームページ

怪人28号を名乗る謎の男を逮捕…Twitterでの反応

男が逮捕された現場付近(舞浜駅)場所の地図

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