名古屋モスクに脅迫電話や嫌がらせ-イスラム国の人質殺害事件で

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イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件を受けて、愛知県名古屋市中村区にあるモスクへ脅迫電話などが相次いでいることが分かりました。

発表によると、脅迫電話などがあったのは、名古屋市中村区にあるイスラム礼拝所「名古屋モスク」。

湯川遥菜さんや後藤健二さんが人質にとられた上に殺害、さらにその動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、名古屋モスクに対して脅迫電話嫌がらせの電話、およびメールなどが届くようになったということです。

内容としては「日本から出て行け」「日本人の敵だ」といったようなもので、イスラム自体は平和な宗教であるにも関わらず、過激派組織のイスラム国との違いについて分かっていない一部の人間が、勘違いして行っているものとみられています。

また愛知県一宮市にあるモスクには「殺す」といった危害を加えるような内容の脅迫もあったとのこと。

イスラム国の極悪非道な殺戮行為により憎悪が憎悪を呼び、負の連鎖が巻き起こっている状況です。

名古屋モスクへの嫌がらせや脅迫電話は初めて

名古屋市中村区に置かれている名古屋モスクが完成したのは1998年7月。それから約17年が経過しますが、今回のような脅迫電話や嫌がらせがあったのは初めてだということです。

2004年には日本人青年・香田証生さんが、イラクで過激派組織に人質にとられ、殺害されるとともに首を切断する様子を撮影した動画がインターネット上に投稿されるなどしましたが、その際にもモスクに対する嫌がらせなどは無かったとのこと。

組織名として「イスラム国」を名乗っていることが一部の人に誤解を与えてしまう大きな原因と考えられていますが、現在政府が呼称している「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)」についても、結局のところ「イスラム国」という名称が含まれているほか、レバントとは東地中海のあたりを指すものであり、イスラム国と対決している立場であるヨルダンなども含まれていることから、根本的に呼称を見直す必要があるのではないかとの指摘もあります。

名古屋モスク

名古屋モスクは今回の日本人殺害事件に関して、様々なコメントを公開したりしています。万が一「イスラム国」と「イスラム教徒」を混同している方は、名古屋モスクのWebサイト(宗教法人 名古屋モスク)などをご参考ください。

名古屋モスク(なごやモスク)は、愛知県名古屋市中村区にあるイスラム教のモスク、およびそれを運営する宗教法人。

名古屋周辺に在住するムスリムが1980年代から増加したことで礼拝場所が必要となったため、募金活動によって現在地に土地を確保して1998年(平成10年)に「名古屋モスク」として建設された。2002年(平成14年)には宗教法人格を取得[1]。2008年(平成20年)7月には岐阜県岐阜市の岐阜大学の近くに、岐阜マスジドを開設している。

礼拝以外にイスラム教に関する資料の配布、ムスリムに対する各種手続きや証明書の発行なども行なっている。

出典:名古屋モスク – Wikipedia

モスクへの脅迫電話や嫌がらせに対するTwitterでの反応

名古屋モスクの地図

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  1. 矢部啓子

    人じちを返せ。

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