奈良の国宝や重要文化財、油のような液体で汚される-岡寺 長谷寺

最終更新■

奈良県の寺院にある国宝や、国の重要文化財である建造物に、のような液体がかけられている事件が相次いでいます。

警察はこの事件について、文化財保護法違反などの疑いで捜査を開始。

3月28日の昼ごろに、奈良県明日香村にある岡寺で液体がまかれた痕跡があるのを寺の職員が発見しました。

さらに翌日朝になって、17世紀に造られた重要文化財の「仁王門」の仁王像の台座や柵の付け根に数滴、液体がかかっている事が発覚。

4月4日に、岡寺から被害の連絡を受けた長谷寺でも点検をしたところ、国宝の本堂や重要文化財の仁王門、登廊などの11棟で液体の跡が発見されました。

本堂の柱や壁には、最大60センチにわたる油のような液体の跡が斑点状に残っていたそうです。

これらの被害を受けて、4月4日に寺が警察へ被害届を提出しました。

警察によると、いずれの件も何者かによる故意の仕業とみられており、防犯カメラの映像解析を行うなど、文化財保護法違反などの疑いで捜査を行っているということです。

これら2つの寺はおよそ1300年前の飛鳥時代に建立されたとしており、岡寺は厄除けの寺、長谷寺は花の寺として知られています。

追記 – 油のような液体をさらに確認

その後の発表によると、長谷寺の本尊・十一面観音菩薩立像などにも油のような液体がかけられた跡があったということです。

奈良県警桜井署は、いずれも同一人物の犯行である可能性もあるとみて捜査を進めています。

なお、まだ確認されていない場所で、被害箇所がさらに増える可能性も。

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国宝や重要文化財に油のような液体の跡…Twitterでの反応

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岡寺の地図

長谷寺の地図

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