三浦市三崎町小網代湾で殺人死体遺棄事件-女性遺体 生きたまま沈め殺害

■2015/8/6　14：10 最終更新■

神奈川県三浦市三崎町小網代にある小網代湾で７月２９日、ビニールシートのようなものに包まれた女性の遺体が浮かんでいるのが見つかった死体遺棄事件で、女性が生きたまま海に落とされた可能性が高いことがわかりました。警察は殺人事件とみて捜査。

発表によると７月２９日午前１０時ころ、三浦市三崎町小網代の小網代湾にある漁港から沖合約３０ｍほどの海面に、女性の遺体が浮かんでいるのが見つかったということです。

遺体はビニールシートのようなものに包まれて、ロープで何重にも縛られていたとのこと。

その後の司法解剖によると、女性の死因は溺死と判明。肺の中などには大量の水が吸い込まれており、生きたまま海に沈められた可能性が高いということです。

また縛られていたロープには、コンクリート製の重りのようなものが付いていました。

神奈川県警は、何者かが女性を生きたまま海に沈めた可能性が高いとして、殺人事件とみて三崎署に捜査本部を設置。約６６人態勢で本格的な捜査を始めました。

女性遺体の身元や殺害時の状況など

神奈川県警によると、被害者の女性は３０代～４０代くらいの中年女性で、特に目立った外傷はなかったということです。死亡推定日時は７月２８日ころ。

現時点で女性の名前や身元などは分かっておらず、特定につながりそうな所持品も見つかっていません。

女性の遺体が包まれていたのは赤茶色のビニール製とみられるシートで、その上から黄色と黒色のロープでグルグル巻きにされていました。このロープに、コンクリートブロック１個が付けられていたということです。

現場の小網代湾は小さな湾で、潮の流れも少ない場所。別の場所で遺棄された遺体が流れてきた可能性は低く、現場周辺の桟橋などから海に投げ込まれたとみられています。

8/6追記 – 被害者は秋田谷まり子さん、グモ容疑者を逮捕

その後の発表によると、亡くなった被害者の女性は東京都目黒区に住む契約社員・秋田谷まり子さん（４２）だということです。秋田谷まり子＝あきたや まりこ

また神奈川県警は、アメリカ国籍のグレゴリー・グモ容疑者（４１）を死体遺棄容疑で逮捕。認否については明らかにされていませんが、逮捕前の任意聴取では事件への関与を否定していたといいます。

警察は、２人の関係性や事件に至った経緯などについて詳しく捜査を進めています。

第一報：現在の記事
第二報：秋田谷まり子さん殺人事件でグレゴリー・グモ容疑者を逮捕 死体遺棄

神奈川・小網代湾に女性遺体 死因は海水を飲んだことによる溺死

2015/7/30 21:00頃にFNNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

生きたまま沈められたか 海に重りついた女性遺体

2015/7/30 17:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

三浦市の港に女性遺体、生きたまま海に？

2015/7/30 18:00頃にTBS News-iがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

三浦市三崎町小網代で殺人事件…Twitterでの反応

三浦市三崎町小網代の小網代湾に女性の遺体が浮かんでいた殺人死体遺棄事件について、生きたまま沈められた可能性が高いことや、犯人が未だ逃走中であることなどから、Twitter上では心配の声が多くみられました。

殺人死体遺棄事件現場付近（三浦市三崎町小網代）場所の地図

以下、女性の遺体が浮かんでいるのが見つかった殺人死体遺棄事件現場付近・神奈川県三浦市三崎町小網代「小網代湾」の地図（Googleマップ）。