東山動植物園の遊園地 観覧車の扉閉め忘れやスロープシューター衝突事故

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愛知県名古屋市千種区東山元町の東山動植物園にある北園遊園地で3月21日、観覧車の扉が開いた状態で運行する問題が起きました。また、同日中に別の遊具でも事故が発生し、女性1人が腰の痛みを訴えています。

発表によると3月21日午後3時過ぎころ、東山動植物園の遊園地に設置されている観覧車で、アルバイトの女性スタッフがゴンドラの扉を閉め忘れたまま1周してしまう事故が起きたということです。

このゴンドラには幼稚園児を含む子供が4人乗っていましたが、ケガはありませんでした。ゴンドラは最大地上36mの高さまで上がったとのこと。

この際、近くにいた子供の母親がゴンドラの扉が開いていることに気付き、スタッフに緊急停止を求めましたが、スタッフは「ほかの乗客に迷惑がかかる」という理由で母親の申し出を聞き入れなかったといいます。

そのまま最後まで緊急停止や扉を閉めたりなどを対応をすることなく、観覧車は約7分間かけて1周回りました。

扉を開けたまま周った東山動植物園の観覧車の画像

係員パニック?緊急停止すれば間に合っていた

発表によると母親が扉に気付いて係員に緊急停止を求めた際、ゴンドラはホームから数メートルほど過ぎただけでした。

観覧車には非常停止させるためのボタンが設置されており、母親から求められた際にすぐ停止させていれば、扉を閉めることができていたとみられています。

当時、他の客がたくさん並んでおり、乗車待ちの行列ができていたことから、係員は「とっさのことで判断がつかなかった。気が動転してそのまま回したほうがいいと思った」「ほかの客が沢山いて迷惑になると思った」などと話しています。

観覧車に乗っていたのは、春日井市に住む幼稚園児~中学3年生の男女ら4人。

同日にスロープシューターの追突事故も

現場の遊園地では観覧車の扉を閉め忘れた当日、スロープシューターの衝突事故も起きていました。発生時刻は観覧車の事故とほぼ同じで3月21日の午後3時ころ。

前を走っていたスロープシューターがカーブを曲がりきれずに停車し、後続の2台が追突したということです。

先頭の車両も含めて3台に計5人が乗っていましたが、うち1人の女性が腰の痛みを訴えたものの、幸いケガ人はいませんでした。

東山公園協会は2件の事故が相次いだことを重く受け止め、北園遊園地の営業を当面のあいだ停止するとともに、再発防止策を検討するとしています。

追突事故を起こしたスロープシューターは、高さ約30mの高さから約400mの坂道を台車が滑走する遊具。

衝突事故を起こしたスロープシューターの画像

東山動植物園で事故相次ぐ 観覧車の扉閉め忘れ…

2016/3/22 12:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

法定刑と関連リンク

関連する犯罪の法定刑
業務上過失致傷罪…5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金

【関連リンク】

東山動植物園の北園遊園地で観覧車と台車の事故が相次ぐ…Twitterでの反応

東山動植物園の北園遊園地で観覧車の扉閉め忘れや台車の衝突事故が同時多発的に起きたニュースに関して、Twitter上でも大変な話題となっていました。

事故現場(愛知県名古屋市千種区東山元町)場所の地図

以下、観覧車とスロープシューターの事故が起きた現場・愛知県名古屋市千種区東山元町3丁目70「東山動植物園」の地図(Googleマップ)。

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