ケガした猫を救助していた警察官がひき逃げされた事件 前田圭介容疑者

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埼玉県さいたま市北区宮原町の国道で、警察官ケガを負った救助している際にひき逃げされた事件で、埼玉県警大宮署は8月23日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで20代の男を逮捕しました。飲酒運転をしていた可能性も。

自動車運転処罰法違反とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、北本市に住む板金工・前田圭介容疑者(20)です。前田圭介=まえだ けいすけ

発表によりますと前田圭介容疑者は8月22日午後10時20分ころ、さいたま市北区宮原町の国道17号で、ケガをして動けない猫を救助していた、大宮署員の男性巡査長(41)と男性巡査(21)の2人を車ではね逃走した疑いが持たれています。

このひき逃げ事件で、警察官2人は病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けた結果、足を骨折するなどの重傷を負いましたが、幸い命に別状はありません。

大宮署によりますと、事件発生の約50分前に通行人から「ケガをした猫が道路で動けなくなっている」などと、警察に110番通報があったということです。

この通報を受け大宮署の警察官らが現場に駆けつけ、警察官5人がケガをした猫を追って車道にいた際、前田圭介容疑者の運転する車に、2人の警察官がはねられたということです。なお、猫はその後、無事救助されました。

はねられた警察官2人の内、1人の警察官が逃げた車のナンバーを覚えていたことにより、前田圭介容疑者が捜査線上に浮上しました。

その後の捜査で8月23日未明、パトロールをしていた警察官が、ひき逃げ逃走車をさいたま市大宮区の飲食店駐車場で発見し、車中にいた前田圭介容疑者に事情を聴き、呼気検査をしたところ基準値を超えるアルコール反応が出た模様。

警察での取り調べに対して前田圭介容疑者は「怖くなって現場から逃走した」などと供述し、容疑を認めています。

現時点では、前田圭介容疑者がひき逃げをした当時、飲酒運転をしていたのかどうかなどの詳しい情報はわかっておりません。

大宮署はひき逃げ事件として、前田圭介容疑者から事情を聴くとともに、当時の現場の状況などについて詳しく調べています。

関連する犯罪の法定刑

過失運転致死傷罪…7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金
酒気帯び運転…3年以下の懲役または50万円以下の罰金

さいたま市北区宮原町でひき逃げ事件、ケガした猫を救助中に警察官がはねられる…Twitterでの反応

さいたま市北区宮原町の国道で、警察官らがケガをした猫を救助している際、車にひき逃げされた事件で、運転していた男が飲酒運転をしていた可能性もあることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

ひき逃げ事件現場付近(さいたま市北区宮原町)場所の地図

以下、警察官らが猫を救助している際、車にひき逃げされた現場付近・さいたま市北区宮原町の地図(Googleマップ)。

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