奈良市南庄町の工場で死亡事故 破砕機の中に男性のバラバラ遺体の一部

最終更新■

奈良県奈良市南庄町のリサイクル工場で9月5日、男性が行方不明になり、破砕機の中から男性のものとみられる遺体の一部が見つかりました。事故とみられています。

発表によりますと9月5日午後5時ころ、奈良市南庄町にある木材リサイクル工場「I・T・O」で、工場の関係者から「男性作業員(45)が破砕機に巻き込まれたかもしれない」などと、奈良県警奈良署に110番通報があったということです。

この通報を受け奈良署の警察官らが現場に駆けつけたところ、署員らが破砕機の中から遺体の一部などを発見しました。

奈良署によりますと、男性は5日の朝から作業員計4人で燃料用の木材チップを製造する作業をしていたということです。作業終了の午後4時半ころ、別の作業員が男性の姿が見当たらないことに気づき、午後4時45分ころにベルトコンベアーを停止させた模様。

その後、破砕機の中を確認したところ、細かくされた廃材の中から、男性がかぶっていたと思われるヘルメットの破片や遺体の一部などが見つかりました。警察は、男性が破砕機に巻き込まれて死亡した可能性が高いとみて調べています。

男性は下請けの作業員で、5日に初めて破砕機を扱ったということです。

この工場では、8月2日にも大淀町にある別の工場で派遣社員の男性(67)がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡する事故が起きており、8月20日には、今回の工場の敷地内でショベルカーと駐車中のトラックに男性作業員(56)が挟まれて死亡する事故が起きていました。

奈良署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故当時の現場の状況などについて詳しく調べています。

関連する犯罪の法定刑

業務上過失致死罪…5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金

奈良市南庄町のリサイクル工場で死亡事故、破砕機から遺体の一部発見…Twitterでの反応

奈良市南庄町のリサイクル工場で、行方がわからなくなった男性のヘルメットの破片や骨の一部などが破砕機の中から見つかったことについて、Twitter上でも大変な話題となっていました。

死亡事故現場(奈良県奈良市南庄町)場所の地図

以下、男性が破砕機に巻き込まれ死亡した事故現場・奈良県奈良市南庄町の地図(Googleマップ)。

コメント掲示板

コメントが投稿されてから表示されるまでタイムラグが発生する可能性があります。なお、誹謗中傷・煽り・過激的・差別的なコメント、荒らし行為、短い内容や重複コメント、そのほか不適切と判断されたコメントなどは掲載が許可されない場合があります。

書き込む

コメント本文

Copyright© ニュース速報Japan All Rights Reserved.