江戸川区で下着強奪事件が多発-春江 南篠崎

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東京都江戸川区で、女性がはいている下着を脱がせて強奪する強盗事件が頻発しています。

警視庁小松川署によると、江戸川区春江町のマンション入り口で6月5日午後11時40分ころ、帰宅してきた女性を待ち伏せしていたとみられる男がいきなり押し倒し、「動くな」などと脅した上で女性がはいていた下着を奪って逃走したとのこと。

このマンションの敷地内では、2013年12月にも別の女性が同じような手口の犯行の被害に遭っていました。

また今年4月には、現場からそれほど離れていない江戸川区南篠崎町にある公園で、帰宅途中の女性がはいていた下着を強奪されています。

干してある下着を盗むといった類の下着泥棒事件はたびたび起きていますが、こういったリアルタイムで下着を脱がせて盗むような事件は珍しく、同一犯による犯行であるとみられます。

いずれの事件も女性にケガはなく、下着を盗むのみで強姦などには発展していません。

現時点で認知されているのは3件のみですが、被害届を出していない女性がいる可能性もあり、同様の事件がもっと発生している可能性も。

小松川署は強盗事件として、男の行方を捜査しています。

法定刑は強姦より強盗の方が重い

強盗罪とは、暴行や脅迫を用いて相手を抑圧し、反抗できないようにした上で財物を奪うことを指す犯罪です。下着が、この「財物」にあたるわけですね。

ベランダに干してある下着を盗む行為は窃盗罪となりますが、今回の男は女性を押し倒した上で「動くな」などと脅迫した上で下着を奪っていますので、強盗罪になるのです。

ちなみに強盗罪の法定刑は「5年以上の有期懲役」と定められているのに対し、強姦罪は「3年以上の有期懲役」と定められているため、法定刑のみで言えば今回の男が犯した下着を強奪する行為は、強姦するよりも重い犯罪となっています。

もちろん、実際に強姦事件を犯した場合と、今回の内容のような強盗事件を比較した場合、最終的に言い渡される刑は強姦罪の方が重くなるでしょうが、形式上「法定刑」ではこのようになります。

関連する犯罪の法定刑

強盗罪…5年以上の有期懲役
強姦罪…3年以上の有期懲役
強制わいせつ罪…6月以上10年以下の懲役
窃盗罪…10年以下の懲役または50万円以下の罰金

奪ったものは現金や金品ではなく下着1枚ですが、強盗罪は非常に重い罪なのです。

強制わいせつ罪(キスをする・乳房を触る・股間を触るなどの本番以外の行為)と比べても、強盗罪の罪の重さがみてとれます。

江戸川区で起きているパンツ強盗事件
時期 内容
2013/12 江戸川区春江町のマンション敷地内で、女性がはいていた下着を強奪される
2014/4 江戸川区南篠崎町にある公園で、帰宅途中の女性がはいていた下着を強奪される
2014/6/5 昨年12月の事件と同じマンションの入り口で、帰宅してきた女性がはいていた下着を強奪される

Twitterでの反応

この衝撃的な事件に、Twitter上でも多くの投稿が確認されました。

下着強盗事件現場付近(江戸川区春江町)場所の地図

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