野球部OBの車にひかれ高校生が両足切断-埼玉坂戸
8月19日の午後6時半ごろ、埼玉県坂戸市北大塚にある淑徳大学(しゅくとく大学)のグラウンドに併設された駐車場で、野球部の練習を終えて帰宅しようとしていた淑徳高校野球部の2年の男子生徒(17)が、猛スピードで突っ込んできた乗用車と建物の間に挟まれ、両足の膝下を切断する重傷を負いました。車は壁に衝突して制止。
運転していたのは野球部OBで淑徳大学1年の男子大学生(19)。
男子大学生は後輩の練習を見にきていて、練習後、被害者とは別の男子生徒2人を車に乗せ、駐車場や付近の市道でUターンや急加速して走行していたといいます。
警察は、男子大学生を自動車運転過失傷害の疑いで逮捕し、事故当時の状況を詳しく調べています。
男子大学生は取り調べに対して容疑を認め「後輩にいいところを見せようとした」「車を運転できることを自慢したかった」「後輩に気づいたがブレーキが間に合わなかった」などと供述しているといいます。
自動車運転過失傷害の量刑
自動車運転過失傷害(自動車運転過失致死傷)は、業務上過失致死傷罪に含まれます。
法定刑は「7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金」と定められています。
男子大学生の供述を見る限りでは、危険運転致死傷を適用しても良いぐらいだと思いますが。ちなみに危険運転致死傷の法定刑は「15年以下の懲役」と定められています。
故意に、駐車場や付近の市道でUターンや急加速して走行していたといいますから、過失の域を超えているのではないでしょうか。
ただ、いくら男子大学生が刑務所に何年も服役したところで、被害者の足が元通りになるわけではありません。男子大学生には、自分の愚かな行為がどれだけ重大な結果をもたらしたのか、心底反省してもらいたいですね。
17歳で両足を失うということ
このニュースを見た方は、ほとんどの方が「なんて可哀想なんだ」という感情を抱いたのではないでしょうか。
17歳という”人生これから”という時期。人によっては人生の中でも1番たのしい時期ではないでしょうか。18歳目前でもうすぐ免許も取れますし、青春まっただ中です。
両足を失うということは、日常生活が大きく制約されます。
遊びだけでなく、入浴やトイレも含め家の中での生活すらもの凄く苦労することでしょう。
今回の事件の加害者である大学生の供述には心底呆れますが、自動車事故は誰もが起こしかねないことに変わりはありません。
事故を起こせば被害者の一生を台無しにすることはもちろん、自らの人生も終わらせます。特に今回のように両足を失うというような、身体に重大な傷害を負わせてしまった場合、被害者の人生をドン底に突き落としてしまいます。
車の運転には、本当に気をつけましょうね。
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これみて免許取る気失せたわ…
あ~あ…
技術も無いのに格好つけるからこーゆー事になります。
深く反省して全てにおいて自分の力量を自覚して行動して下さい
なんて最悪な先輩なのでしょうか。言葉が出ない