北広島で少年川へ突き落とす-殺人未遂事件

広島県山北郡北広島町、江の川の河川敷で先月9月9日、16歳~17歳の少年ら4人が共謀し、通信制高校に通う19歳の男子生徒に殴る蹴るの暴行を加えた上で川に突き落とすという事件が起きていたことが判明しました。

少年らは、男子生徒の両足首をロープで結び、約5m下の川へ突き落としたといいます。

警察は、少年ら4人を殺人未遂の容疑で逮捕しました。暴行行為は認めているものの、殺意に関しては否認しているといいます。

事件の詳細

警察によると、少年らはこの事件の2日前である9月7日、同じ男子生徒から1500円を奪っていたといいます。そして9月13日、強盗傷害の疑いで逮捕されていました。(処分保留で釈放)

その後、男子生徒を川に突き落とした今回の事件(9月9日犯行)が浮上し、10月3日に殺人未遂の容疑で再逮捕されたということです。

逮捕された少年は、通信制高校の高校生(16)、通信制高校の高校生(17)、アルバイト作業員の少年(16)、無職の少年(16)の4人。

被害者の男子生徒と容疑者の少年ら4人はそれぞれ、アルバイトを通して知り合った遊び仲間だったといいます。

少年らは、男子生徒に送ったメッセージを無視されたため、数人で男子生徒の自宅前に集合し、家から出てきた男子生徒を河川敷に連れて行って暴行に及んだということです。

動機について「LINEのメッセージを無視したり、電話に出ないので腹が立った」と言い、「殴ったりけったりして、ロープで縛り、川に落としたことは間違いない。死ぬとは思わなかった」などと供述しています。

少年らは、4人で男子生徒の頭部や顔面などに集団暴行を加え、河川敷にあるフェンスへもともと結ばれていたロープの片端を使い、男子生徒の両足首を結んで約5m下の川へ突き落としました。

さらに、男子生徒が川から這い上がってくると足をライターであぶるなどし、何度も何度も川へ突き落としたといいます。

男子生徒は全身に打撲を負い、やけどは皮膚移植が必要なほど重傷で、未だに退院していません(10/5時点)。

警察は、動機や事件当時の状況などについて、詳しく捜査を進める方針です。

近所の人の話

近所の人
「考えられない。ここは田舎だし」
「びっくりですよね。結構そこらは、たまり場になっとるみたい。バイクで来て、上から飛び降りたり、川へ入ったりなんかしとる」

現場付近の地図


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