仙台市太白区で殺人事件-43歳女性 鈴木裕子さん窒息死

■2014/9/25　17：41 最終更新■

速報情報 – 随時更新

・未だ犯人特定できず
・9月25日、テレビ朝日のスーパーJチャンネル「追跡！真実の行方」で特集
・室内に荒らされた様子はなく、玄関も施錠されていた

事件の詳細（10/8執筆）

１０月７日の午前１０時ころ、宮城県仙台市太白区の閑静な住宅地で、４３歳の女性が殺害されました。

殺害されたのは、仙台市太白区諏訪町に住む宮城県芸術協会職員・鈴木裕子さん（４３）。

鈴木さんと連絡が取れないことを不審に思った両親が、１人暮らしをしている鈴木さんの自宅を訪れたところ、２階の寝室のベッドの上で死亡している鈴木さんを発見。警察に通報したということです。

鈴木さんは上下スエット姿で、化粧はしていませんでした。

鈴木さんの死因は、首か、または口と鼻を塞がれたことによる窒息死で、他に目立った外傷はありませんでした。また、室内に荒らされた形跡もなく、玄関は施錠されていたということです。

鈴木さんは独身で、数年前に現在の２階建の自宅に１人暮らしを始める前は、実家で両親と兄と暮らしていました。

１０月５日（土）の夜、宮城県芸術祭が開かれた、宮城県仙台市青葉区の文化施設「せんだいメディアテーク」から帰宅しました。その翌日６日の夜、両親が鈴木さんに数回電話するも、つながらなかったといいます。

現場はＪＲ東北線太子堂駅の南約５００メートルに位置する閑静な住宅街。

宮城県警は、鈴木さんの死因を首か鼻と口を塞がれたことによる窒息死とし、鈴木裕子さんが何者かに殺害された殺人事件と断定。本日（10/8）仙台南署に捜査本部を設置し、捜査を進めています。

捜査で分かっていること（10/9更新）

捜査本部の会見による発表
「解剖した結果、頸部圧迫による窒息の可能性が高い。ただし、鼻腔閉塞も否定出来ない。殺人事件と断定」

・10/5の午後７時ころ、勤務先を出る。
・10/6の午前１０時、友人にメールを送信する。
・10/6の夜、両親が鈴木さんに電話をするがつながらず。
・10/6の午後１０時半ころ、友人がメールを返信するが、それに対する返事は無い。
・10/6昼～10/6夜までに殺害された可能性が高い。
・10/7の午前１０時ころ、両親が鈴木さんの遺体を発見。
・玄関は施錠されていた。
・目立った外傷は無かった。
・死後１日～２日が経っていたとみられる。
・遺体発見時、左の方を下にしてベッドに倒れていた。
・スウェットの上下を着用し、化粧はしていなかった。
・首を絞められたか、口と鼻を塞がれたことによる窒息死。

犯行時間がさらに狭まる

警察は当初、鈴木さんの最終目撃情報が10/5の午後７時ころとしていましたが、鈴木さんの友人への取材で、遺体発見の前日６日の午前１０時に鈴木さんの携帯電話からメールが送信されていたことが判明しました。

【友人に送信されたメール】
10/6 10:00
件名：おはようございます
本文：化粧品注文するんだけど、欲しいのありましたか～？

近所の住民や関係者のコメント（10/9更新）

近所の人

「普通の人だよ。（トラブルとかは）聞いたことが無い」

「鈴木さんがこちらに来てから、２年か３年になるかな。隣近所の交流はしてないよ。

「びっくりしているだけで、分からないです。（普段家に）居るのか居ないのかもわかんないし」

鈴木さんを知る人

「人あたりのいいお嬢さんという感じだったですけどねぇ。この辺じゃちょっといないくらいの美人ですよ」

「とっても優しくて、お綺麗で、どうしたんでしょうねぇ」

「上品で綺麗な方です。背は高かった。１６５ｃｍ以上はあったのでは」

「（今も実家には）月に１回くらいは来てますよ。会った時は『あら、裕子ちゃん元気？』ってお話して『いつもどうもお世話様です』と声を掛けてくれますし、優しい方ですよ」

「おひとりで独立して家を出られた。チャラチャラしている女性では無いですけどね。考えられないですね。恨まれるというのは…」

鈴木さんの友人

「まさか”あの裕子”だとは思わなかった。自分１人の力であの家も建てたんですよ。自分の力で。（私のことを）かあちゃん、かあちゃん、かあちゃん、かあちゃん、って・・・慕ってくれたんです。信じられない、本当に。人から恨みを買うような人では、絶っっっ対に、ありません」

「メールが来たんです。共通する化粧品を使ってまして、それをいつも裕子に頼んでいたんです。私は働いているので、このメールをすぐ見ることができなくて、夜返しました。いつも返事はあるんだけれども、今回はありませんでした…。早く犯人見つけて下さい。お願いします…」

鈴木さんが勤務していた団体の関係者

「優しくて会員のみんなから頼られていた」

「主に会計を担当し、優秀な職員だった。周囲の信頼は厚く、みんなショックを受けている」

「いま写真展やっているんですよ。その写真展の会場で会ったのが最後（10/5）。いつもの通り、色々とお世話役をしていた」

「もう、明るい人ですね。分け隔てなく接してくれて。（先週会った際に）変な様子はなかったね、いつもと同じだね。殺されるなんて、そういう恨みをかう人ではないからな」

現場付近の地図

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