北海道札幌市で無理心中か-瀧文郁・岩本守

■2013/10/30　07:29 最終更新■

１０月２８日の午前１１時前ころ、北海道札幌市南区石山２条８丁目にある石山南小学校近くで、７０代とみられる男性が首をつって死亡しているのを通行人が発見、１１０番通報しました。

男性は、愛知県名古屋市天白区鴻の巣に住む無職、岩本守さん（７３）であることが判明。

その後、警察の捜査により岩本守さんの宿泊先のビジネスホテルが判明し、ホテルを捜索。

およそ約３時間後である午後２時過ぎころ、岩本守さんが死亡していた場所から１１ｋｍほど離れた北海道札幌市中央区南４条西２丁目のビジネスホテルの客室で、２０代とみられる女性がベッドにうつ伏せとなり死亡していたのが見つかりました。

遺体となり発見された女性は、愛知県名古屋市天白区鴻の巣に住む無職、瀧文郁さん（２０）であることが確認されました。瀧文郁＝たき あやか

２人は義理の親子で、同じホテルに２人きりで泊まっていたということです。

警察によりますと、瀧文郁さんに目立った外傷はなく、死因は首を絞められたことによる窒息死ということです。

２人が泊まっていた部屋には、岩本守さんが書いたとみられる「気がついたら手で首を絞めた」というメモが残されていました。

警察は、岩本守さんが瀧文郁さんを殺害した後に自殺した無理心中とみて、瀧文郁さんの夫から詳しい事情を聞いています。

２人の関係について

岩本守さんの携帯電話に息子（瀧文郁さんの夫）から電話がかかり、その電話に警察官が出たことで、瀧文郁さんと岩本守さんの関係が明らかになったといいます。

「私が、この携帯電話の持ち主の息子です。私の妻と父親が北海道で旅行中だけど、連絡が取れない」

岩本守さんは、実の息子の妻である瀧文郁さんと２人きりで、１週間ほど前の１０月２１日ころから北海道を旅行をしていたようです。

２人は、札幌市中央区南４条西２丁目のビジネスホテルで、ツインタイプの同じ部屋に宿泊。

捜査関係者の発表によると、２人は非常に仲が良かったということです。

残された謎

・義父の自殺現場とホテルは約１１ｋｍ離れ、タクシーでも３０分以上かかる
→義父はなぜそこを選んだ？どうやって現場へ行った？
・気温は５度で非常に寒いが、義父はホテルの浴衣姿のままだった
・２人きりで１週間以上の旅行
・息子は２人が旅行に行くのを了承済み？

【義父の自殺現場の近所に住む人の話】
Ｑ．「ここは観光客が来るところ？」
Ａ．「いえいえいえいえ。だから、『何で』って言っていたんです」

現場付近の地図

【↓義娘・瀧文郁さんが殺害されたホテル周辺】

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【↓義父・岩本守さんが自殺した石山南小学校周辺】

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