北海道深川で冷凍庫から変死体-死体遺棄事件

■2014/1/19　05：12 最終更新■

１２月１１日 更新情報！

・12/11速報-旭川地検は、式部秀樹容疑者を殺人の罪で追起訴
・11/20速報-式部秀樹容疑者を殺人罪で再逮捕
・11/18速報-深川署はDNA鑑定などの結果、遺体が末吉幸代さんと判明したと発表
・10/31速報-「母親を殺害し冷凍庫に遺体を隠した」と供述
・10/31速報-式部秀樹容疑者は殺害をほのめかす供述をしている
・10/31速報-次男の式部秀樹容疑者を死体遺棄罪で逮捕

事件の詳細

１０月３０日の午前１１時１０分ころ、北海道深川市深川町メムに住む末吉幸代さん（７３）宅の大型冷凍庫内（高さ約１ｍ、幅約７０ｃｍ、奥行き約６０ｃｍ）から、凍った状態の人の遺体が発見されました。

遺体はピンク色のパジャマ姿で、冷凍庫内にうつぶせの状態だったといい、性別・年齢ともに不明ですが、末吉幸代さんである可能性が高いとみられています。深川市から末吉幸代さんの安否確認の要請を受けた北海道警深川署員が見つけました。

深川署によると、末吉幸代さん宅は３階建ての１軒屋で、冷凍庫は１階の倉庫に置かれていたといいます。冷凍庫内には、遺体のほか食品なども入っていました。室内は物色されたような形跡もなく、ポストには数日分の新聞がたまっていたといいます。

末吉幸代さんは約１ヶ月ほど前から姿が見えなくなっており、不審に思った近所の住民が民生委員を通して「９月初めから末吉さんの姿がみえない」と市役所に相談。連絡を受けた深川市が北海道深川署に連絡をしました。

１０月２９日にも深川署員が訪れましたが、玄関に鍵がかかっていたため窓をこじ開けて室内に入ったそうですが、その際には遺体が見つかりませんでした。

末吉幸代さんの夫は１７年前に死亡しており、それ以来１人暮らしをしていました。

近所の住民の話によると、先月９月の上旬ころから、４０代の息子が突然姿を見せるようになったといいます。

深川署は息子が何らかの事情を知っているとみて所在の確認を急ぐとともに、死体遺棄事件として捜査を進めています。

次男を逮捕 – 続報情報

警察は１０月３０日の夜、末吉幸代さんの次男で無職の式部秀樹容疑者（４３）を死体遺棄の容疑で逮捕していたことを発表しました。式部秀樹＝しきぶ ひでき

警察によると、１０月３０日の夜、遺体遺棄現場から約２０ｋｍ離れた北海道滝川市内の旅館で式部秀樹容疑者を発見し、職務質問を行なったところ容疑を認めたため逮捕したということです。

式部秀樹容疑者は、母親の末吉幸代さんを先月９月中旬ころに遺棄したと供述しており、「母親を殺害し冷凍庫に遺体を隠した」と殺害を認める供述もしていることから、警察は殺人事件としても立件する方針です。

親戚や近所の人の話

【式部秀樹容疑者の親戚】
「（母親の幸代さんと）仲は良かったみたいだよ。次男は大人しかったですよ」

【近所の人】
「９月２４日に、隣の奥さんと２人で様子を見に行ったのね。そしたらね『母は栃木に行ってます』って。今まで末吉さんはずっと１人だった。（式部秀樹容疑者が）どうやって来たか全然わからない」
「ずっとね、電気がつかないの。それで、あまりにもおかしいなと言ってた。ベランダの方に行って、そして（窓を）叩いて、『さっちゃん！さっちゃん！』と呼んだのね」

現場付近の地図

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