大阪府警がまたまた誤認逮捕-計8件目

大阪府警吹田署の警察官が２月２７日夜、大阪府内に住む２０代の男性を、道交法違反（無免許運転）の容疑で誤認逮捕していたことが明らかになりました。

吹田署が２月２８日に発表した内容によると、２７日の午後７時２０分ころ、大阪府吹田市出口町の路上で自動車による追突事故が発生。

通報を受けた吹田署員３人が現場に駆けつけ、追突した自動車を運転していた２０代男性の運転免許証を確認したところ、昨年２０１３年１０月２８日に１２０日間の免許停止処分を受けていたことが判明しました。

吹田署員は、男性が免許停止期間中で無免許状態だと判断して、同日午後８時ころに道交法違反の容疑で現行犯逮捕。

しかし、男性の免許停止期間は、実際には今月２月２４日に終わっていました。

吹田署員によると、停止期間の１２０日間を丸４ヶ月間だと勘違いし、免停期間を今月いっぱいまで（２月２８日まで）だと思い込んでいたということです。

◯10/28～2/24（120日間）
×10/28～2/28（4ヶ月間）

男性を逮捕して身柄を吹田署に移した後で誤りに気付き、同日午後９時半ころに男性の身柄を釈放しました。大阪府警の誤認逮捕が発覚するのは、今回の件で昨年７月以降８件目。

大阪府警による誤認逮捕まとめ

これまでに発覚している大阪府警の誤認逮捕まとめ（2013年7月～合計7件）
発覚日	各種マスコミのニュース記事
7/20	大阪府警が誤認逮捕　証拠の防犯カメラの時間にずれ SANSPO.COM
8/2	「ノーライセンス？」大阪府警、女性を誤認逮捕…４０分後に釈放：イザ！
8/8	目撃情報だけで男性を誤認逮捕　大阪・高槻 – MSN産経west
8/14	誤認逮捕:大阪府警また　浪速署、５時間拘束 – 毎日新聞
9/19	大阪府警、またまた誤認逮捕…７月以降５件目 ― スポニチ
12/13	大阪府警が未成年２人を誤認逮捕　支援学校生への傷害事件 ― スポニチ
1/9	大阪府警、また誤認逮捕　監禁・窃盗容疑、４時間後釈放：朝日新聞デジタル

その他にも大阪府警では不祥事が相次いでおり、証拠品の10万円紛失-大阪府警相次ぐ不祥事などという事件もありました。

大阪府警の検挙率について

大阪府警の検挙率の表

大阪府警は不祥事ばかりで大きな注目を集めていますが、それだけでなく、検挙率が全国的に見て異常に低いことでも有名です。

上記の表は、平成２３年と平成２４年の刑法犯について、各都道府県別で検挙率の悪い順に並べた表です。

２年連続、大阪府警だけ飛び抜けて低くなっていることが分かります。さらに、平成２２年以前も大阪府警だけ他県に大差をつけてワースト１位が続いています。

大阪府警の組織的問題であるのか、それとも大阪府の地域的問題など他に原因があるのか、詳細は分かりません。

ただ、検挙率の悪さが大阪府警の捜査能力の低さや怠慢に直結しているとは断言できませんが、相次ぐ不祥事との関連などについて考えさせられるのは、やむを得ないと言えるかもしれません。

大阪府警へのご意見、大阪府警察本部の地図など

大阪府警では、皆様からお寄せ頂きましたご意見やご要望を関係部署へ通知するとともに、警察活動に反映させて頂きます。
出典：大阪府警察｜ご意見・ご要望・苦情

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