高砂警察署保管の証拠物の車が荒らされる
兵庫県高砂市荒井町にある兵庫県警高砂署で5月18日、署内に保管していた証拠物の乗用車が荒らされる事件が起きました。
発表によると同日午前4時40分ころ、駐車場を巡回していた高砂署員が、証拠物として保管していた乗用車が荒らされているのを発見。
乗用車を確認したところ、窓ガラスが割れらるとともに、車内にあったはずのバールなどの工具や懐中電灯などがなくなっており、さらに消火剤がまかれていました。
この乗用車には、盗難届が出されていた別の車のナンバープレートが付けられており、高砂署の警察官が同日午前0時ころに高砂市内で発見。押収していました。
その後、高砂署は駐車場内でこの乗用車に青いブルーシートをかけ、両側に警察車両を止めて保管していたということです。
荒らした犯人は、高さ約2メートルのコンクリートの塀を乗り越えて侵入したとみられています。
高砂署は防犯カメラの映像解析を進めるなど、建造物侵入などの容疑で捜査を進めています。
高砂署・猿木隆夫副署長は「庁舎管理に問題がなかったか調査している。犯人逮捕に全力を尽くす」とコメント。
関連する犯罪の法定刑
窃盗罪…10年以下の懲役または50万円以下の罰金
建造物侵入罪…3年以下の懲役または10万円以下の罰金
犯人の目的は?
荒らされた乗用車には、盗まれたナンバープレートが付けられていました。
わざわざナンバープレートを盗むという行為は、自分の車を犯罪行為などに使う際に、防犯カメラや目撃者などに自分の車のナンバープレートを見られることを避けるため、窃盗団などの犯罪グループがよく使う手口です。
また消火剤をまくといった行為は、警察に車内からの指紋採取を難しくさせるために使われる手口です。
車内にあったバールや懐中電灯が奪われたということで、この乗用車の持ち主(使用者)であり高砂署敷地内に侵入して車内を荒らした人物は、空き巣や自販機荒らしといった犯罪を繰り返していた人物の可能性が高いと推測されます。
場合によってはこの乗用車自体が窃盗車である可能性もありますが、状況から、犯人または犯人に近い人物の私用車であると思われます。
犯人は自分へとつながる情報を出来る限り消そうとして今回の行動に及んだのでしょうが、警察の捜査能力は高いので、時間はかかるかもしれませんがそのうち犯人は特定されるはずです。
もし犯人が逮捕され高砂署から発表があり次第、正式な情報を追記します。
高砂警察署とは
名称 | 兵庫県警 高砂警察署 |
---|---|
管轄区域 | 高砂市内 |
所在地 | 〒676-0015 兵庫県高砂市荒井町紙町1番48号 |
電話番号 | 079-442-0110 |
Webサイト | 警察署の紹介-高砂警察署 |
事件現場(兵庫県警高砂署)場所の地図
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