ユニクロがオリジナルTシャツを作れるスマホアプリUTme!を公開
■ 最終更新■
ユニクロが5月19日、スマートフォンやパソコンなどでオリジナルのデザインを施し、世界で1つだけのTシャツを作成・注文できるサービス「UTme!(ユーティーミー)」を開始したことを発表しました。
iPhoneとAndroid向けのスマホアプリのほか、パソコンのWebブラウザ上からも利用できる仕組み。
注文から“最短で翌日に届く”というスピードにも驚きを隠せませんが、Tシャツ1枚あたり税抜き1,990円というリーズナブルな値段にも注目が集まっています。
実際にデザインする際には、ペイントや文字を追加することが出来るほか、自分が撮った写真やイラストレーターなどで作成したイラストなどもアップロードすることが可能で、さらにスマホ本体をシェイクすることでペイントなどをにじませるといった加工などが可能になっています。
TシャツのサイズはXS/S/M/L/XLから選択でき、2枚までは送料450円がかかるとのことですが、3枚以上の注文で送料が無料になるとのこと。
2014/5/19 3:00頃にUNIQLOがYoutubeにアップロードした動画
実際にやってみた(PCバージョン)
スマホアプリの使用感に関しては上記動画で紹介されていましたので、パソコンのWebブラウザバージョンを実際に利用してみました。
UTme! – スマホでデザイン、君だけのUTにアクセスし、「PCバージョンでつくる」をクリック。
まずは1番左の「PAINT 絵の具で自由にペイントします」をクリックしてみました。
すると、真っ白い下地となるTシャツが。
マウスでドラッグしてなぞると、ペイントが描かれます。下には、青・赤・黄色・黒と4色の中からカラーも選ぶことが出来ます。
OKをクリック。
左側の「SPLASH インクを飛び散らせます」をクリックしてみます。
再度Tシャツが表示されるので、Tシャツをドラッグしてぶんぶん振ってシェイクします。
すると、ペンキが飛び散ったような加工が施されました。OKをクリックします。
右側の「さらに追加」をクリックすると、さらに別の加工を重ね合わせることが可能になります。
次は、真ん中の「TYPOGRAPHY 好きなメッセージをタイプします」をクリックしてみます。
文字のサイズは1文字目を入力すると画面いっぱいのサイズで表示されますが、次々と入力していくと自動でサイズが小さくなっていきます。下にはカラーパレットがあり、右下のメニューからは文字の配置を選択することもできます。
OKをクリックし、次は真ん中の「GLITCH グリッチ効果を加えます」をクリックしてみます。
Tシャツが表示されるので、またTシャツをドラッグして振ってシェイクします。右下の再生・停止アイコンをクリックすることで、グリッチ効果の調整ができます。
終わったらOKを押して、また「さらに追加」をクリック、次は右側の「PHOTO あなたの撮った写真を用います」をクリックしてみます。
すると画像のアップロード画面が出ますので、「ファイルを選択」をクリックし、Tシャツに印刷した写真やイラストなどを選択します。
アップロードすると、Tシャツの上に画像が配置されますので、下にあるバーを動かしてサイズを調整したり、右下のメニューでコントラストの調整をします。
OKをクリックし、次は右側の「MOSAIC モザイクに分解します」をクリックしてみます。
すると、先ほど追加したイラストにモザイク処理が施されました。これに関しても、Tシャツをドラッグしてシェイクすることで、モザイク処理が広がったりします。右下のメニューからは、モザイクの形や重なり方を変更することもできます。
OKをクリックすると、Tシャツが完成しました。あとは「このTシャツを購入する」をクリックして手続きに進めば、世界でたった1つだけのTシャツを購入することができます。
購入する直前までUTme!を使ってみた感想
今回は、あくまでも全体的な機能(PAINT、TYPOGRAPHY、PHOTO、SPLASH、GLITCH、MOSAIC)を各種ご紹介するための利用でしたが、ちゃんと利用すればかなりハイクオリティなものも作れるのではないかと感じました。
購入するのには料金がかかりますが、Tシャツをデザインするのは何度やっても無料ですので、興味がある方は使用感を試してみるのも良いかもしれません。
ユニクロのプロモーションビデオでは、実際に以下のようなTシャツが作られていました。
【5/20追記】ユニクロの利用規約が酷い→改変へ
ユニクロの面白そうなサービス「UTme」ですが、利用規約の中に「全著作権を譲渡」「著作者人格権を行使しないことに同意する」などといった文面があり、ネット上では凄い勢いで話題となりました。
例えば以下のツイートなどは13,000RT越え(現時点)で、その拡散具合や今回の一件に関する注目度などがみてとれます。
これ、クリエイター的な人たちが「サンプルで1枚手軽にユニクロで出力しよう!」とかすっげー危険だよ。著作権すべてが譲渡されるうえ、人格権も行使できないからユニクロ側が量産、改変し放題。http://t.co/Bn82Zjj7E0
— tatuya (@tatuya_kannagi) 2014, 5月 19
さらには、レノボ・ジャパンがThinkPadのロゴが入ったTシャツを作り、それに対して「レノボがロゴの著作権を譲渡した!」などと話題に。
ユニクロさんのアプリでThinkPad Tシャツ作ってみました(^^) http://t.co/V0VUEthNnP
— レノボ・ジャパンThink製品担当者 (@LenovoJP_Think) 2014, 5月 20
【悲報】レノボジャパン、ロゴの権利をユニクロに譲渡
— 聖母マリア (@haretter) 2014, 5月 20
ニュース速報Japanでもユニクロ側に問い合わせをしましたが、今のところ返信はなく、ついにはネット上で大騒ぎになっていることを考慮したのか問い合わせが殺到しているのか、ユニクロが利用規約を改変することになったようです。
5月20日午後7時36分時点では変わっていないようですが、変更した利用規約は5月19日までさかのぼって適用されるとのことで、特に心配する必要はなさそうです。
問題となっている部分は以下の通り。
第9条(権利帰属)
3.ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。
4.ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。
5.ユーザーは、当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されることに同意するものとします。
出展:利用規約 | UTme!
【5/21追記】ユニクロが利用規約を正式に改定
ユニクロは、問題となっている部分などを正式に改定しました。
改定後の文面は以下の通り。
3.投稿データの著作権はユーザーに帰属します。
4.当社は、投稿データについて、本サービスの円滑な提供、当社システムの構築・改良・メンテナンス等に必要な範囲内で、変更その他の改変を行うことができるものとします。
5.ユーザーのうち、シェアボタンを選択あるいは投稿データの共有をご了承いただいた方は、UTme!!サイト、当社ウェブサイト及び当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されること及び当社に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。
出展:
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馬鹿だよね!社員と契約する時の条件そのまま持ってきてる
後にデザイナーの権利になるけどさ
社則をそのまま載せてる浅はかさ!むしり取ってやりたいわ!
アプリも使えねえし、(ノ∀`)アップル製品では使えない残念な
アプリでむしり取りに向かいますか!( ‘艸`*)