福知山市石原で飲酒ひき逃げ事故-1km引きずる

京都府福知山市石原で６月２日、飲酒運転で男子高校生をはねたあと、約１ｋｍにわたって引きずり大ケガを負わすひき逃げ事件が起きました。

同日午前７時半過ぎ、「福知山市石原の路上で男子高校生が軽乗用車にはねられ、そのまま引きずられているようだ」などと110番通報があったことで事件が発覚。

現場近くにいた交通取り締まり中の警察官が、男子高校生を引きずったまま走っている軽トラックを発見したことから、パトカーで追跡するとともに停止を求めましたが、軽トラックはそのまま逃走したといいます。

そしてパトカーが追跡を続けたところ、約７００ｍほど走ったところで軽トラックは停車しました。停車した場所は、事故現場から約１ｋｍほどの位置。

その後、軽乗用車に引きずられていた福知山市内に住む高校１年生の男子生徒（１５）を助け出したということです。男子生徒は、右足の骨を折るなどの大ケガを負いましたが、命に別状はありません。

警察はこの事件で、福知山市駒場新町２丁目に住む自営業・古田健二容疑者（６０）をひき逃げや酒気帯び運転、自動車運転過失致傷などの容疑で現行犯逮捕。呼気からは、基準値を上回るアルコールが検出されました。

警察での取り調べに対し古田健二容疑者は「今朝、自宅で焼酎を飲んで、仕事に行く途中だった」などと供述しています。

事故現場はJR山陰線・石原駅の近くで、事故が起きた当時は多くの学生たちが通学のため駅に向かっている時間帯でした。

京都府警福知山署は事故当時の状況を詳しく調べるとともに、古田健二容疑者からさらに事情を聴き、殺人未遂などの容疑での立件も視野に捜査を進める方針。

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事故現場付近（福知山市石原）場所の地図