札幌市手稲区の道路障害物事件で少年2人逮捕
北海道札幌市手稲区の道路上に丸太が置かれていた事件で、札幌市内に住む無職の少年(17)と高校1年生の少年(15)が道路交通法違反の容疑で逮捕されました。
2人は6月2日午前1時10分ころ、札幌市手稲区富丘1の4の市道(幅約5m)で、道路を横断するように丸太(長さ約160cm・直径約25cm)を置いたということです。
この事件で丸太に接触した車両はおらず、またケガ人もいませんでした。
2人は同じ中学校の卒業生で、先輩後輩の仲。
6月6日午後9時ころ、友人ら3人に付き添われ北海道警札幌手稲署に出頭してきたということです。
手稲区では今年4月30日から、道路上にコンクリートブロックなどが置かれる事件が相次いで発生していますが、少年らはこれらの事件への関与もほのめかしているとのこと。
なぜ今さら自ら出頭してきたのかは不明ですが、軽い気持ちでやっていたことが、テレビなどで大々的に報じられ、自分たちのしていたことの重大性を認識したのかもしれません。
2人は警察での取り調べに対し「障害物を道路上に置くことで、人や車がどのような反応をするか見たかった」などと供述。
札幌手稲署は余罪も含めて、さらに詳しく調べを進めていく方針です。
関連する事件
以下、手稲区で頻発している障害物事件に関して書かれた47NEWSの記事。
夜の札幌、路上にブロックや丸太 手稲区で障害物事件が続発
札幌市手稲区で夜間、路上に障害物が置かれる事件が続発している。車で走行中、目の前に突然現れる丸太やブロック、物干し台座…。4月30日以降の1カ月余りで14件相次ぎ、けが人こそ出ていないが「一歩間違えれば命の危険がある」として、手稲署が道交法違反(道路における禁止行為)の疑いで調べている。
さらに、札幌市の公式Webサイトにも注意喚起の呼びかけが。
5月6日午前2時35分ごろ、札幌市手稲区新発寒4の3の道道で、乗用車が路上に置かれていた丸太にぶつかる事故が発生し、数分後には、対向車線でも大型トラックがコンクリートブロックに衝突する事故が発生しました。
手稲区内では、4月30日からこのような事故が6件発生しているため、現在、警察が捜査中です。
市民の皆さまには、車両を運転する際には充分にご注意いただくとともに、万一、不審な車両や不審な行動をとっている者などを見かけましたら、車両の登録番号や不審者の特徴などを控えて110番通報していただきますようお願いいたします。
また、道路上の障害物を発見したときには、道路情報管理室(Tel.708-0303)に連絡していただきますようお願いいたします。
模倣犯の可能性もありますので、これら全ての事件に少年らが関わっていたのかは不明ですが、少なくともこれらの事件の大多数に関わっていたのは間違いないものとみられます。
事件現場付近(札幌市手稲区)場所の地図
記事をシェアする
コメント掲示板
コメントが投稿されてから表示されるまでタイムラグが発生する可能性があります。なお、誹謗中傷・煽り・過激的・差別的なコメント、荒らし行為、短い内容や重複コメント、そのほか不適切と判断されたコメントなどは掲載が許可されない場合があります。