16歳少女が無免許カーチェイスで6台当て逃げ-京都市右京区

無免許運転で乗用車を運転していた少女が、追跡してきたパトカーから逃げる途中に軽乗用車など６台に接触する当て逃げ事件があり、京都府警中京署は１２日、道交法違反（無免許運転・事故不申告）などの容疑でこの少女を逮捕しました。

逮捕されたのは、京都市北区に住む無職の少女（１６）です。

中京署の発表によると、事件が起きたのは６月５日午後２時半ころ。少女は無免許にも関わらず乗用車（茶色っぽいワゴン車）を運転し、京都市右京区の右折禁止である市道を右折しました。

この瞬間を目撃した警察官がパトカーの拡声器で停止を求めたものの、少女は逃走。そして軽乗用車など６台に接触しながら、無理やり逃走を続けました。

その後、少女は事故現場から約３ｋｍほど先で、パトカーを振り切ったといいます。

中京署は逃げた乗用車のナンバープレートなどから車の所有者を割り出し、名義人の男性会社員（５８）から事情を聴いたところ、運転していた少女がこの男性の長女であることが判明。

少女は犯行後、京都府外に逃げていましたが、荷物を取りに自宅へ帰ってきたところを、張り込んでいた警察官らにより逮捕されました。

なお、この事故で追突された軽乗用車など計６台に関しては、ドアミラーやバンパーが損傷したものの、運転手らにケガはありませんでした。

中京署は、少女が常習的に無免許運転を繰り返していた可能性も視野に、さらに詳しく捜査を進めていく方針です。

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事件現場の京都市右京区の地図