伊村産業のベトナム輸入・子持ちからふとししゃもに殺鼠剤
■ 最終更新■
厚生労働省および山口県生活衛生課などは7月23日、山口県の食品業者がベトナムから輸入した冷凍ししゃもに、殺鼠剤(殺そ剤)や汚物などの異物が混入していたと発表しました。殺鼠剤=さっそざい
ベトナムから輸入していた食品業者は、山口県長門市油谷河原河原浦2016−13にある「伊村産業株式会社」。
現時点でこの商品による健康被害の報告は確認されていませんが、伊村産業は既に該当商品の自主回収を進めています。
問題の商品は、冷凍食品「子持ちからふとししゃも」。
この子持ちからふとししゃもは伊村産業がベトナムの「RICH BEAUTY FOOD」社から輸入し、山口県長門市のセンショク社が販売していました。
5月29日の輸入後、少なくとも10都府県に出回っているといいます。
殺鼠剤を発見した経緯については、小売店の担当者が子持ちからふとししゃもを詰めた箱を開けたところ、殺鼠剤入りのビニール袋が入っていたのを見つけたとのこと。
冷凍ししゃもには液体のこぼれた跡があり、この殺鼠剤がビニール袋からこぼれて付着したものとみられます。
ビニール袋のラベルにはベトナム語で文字が書かれており、「塩化ダイファシノン」という成分表示がありました。
また、最初に発見した小売店とは別の小売業者の担当者も、同様に汚物のようなものが入った箱を発見したといい、それぞれ伊村産業などに連絡があったということです。
そして7月22日、山口県や厚生労働省などに報告があり、23日になり厚生労働省などが発表しました。
殺鼠剤などは、ベトナムで混入された可能性があるとして、現在関連機関が調査を進めています。
殺鼠剤とは
殺鼠剤(さっそざい)とは、ネズミを駆除する目的で作られた薬剤である。通常は毒餌の形で、投与するが、ほかに、粉剤を巣に吹き込んで全滅させる方法などがある。農地や山林、貯穀倉庫等で農作物に加害するノネズミを駆除するための製剤は農薬として、家庭や事業所でイエネズミを駆除するための製剤は防除用医薬部外品として扱われる。後者のうち、畜舎やその周辺で使用されるものは動物用医薬部外品として扱われる。
数度の食餌に分けて駆除する累積毒剤と、一度の食餌で駆除する急性毒剤に大別される。
「殺そ剤」とは名前の通りネズミを殺す薬剤ですが、殺虫剤や除草剤と違い、対象のネズミに直接散布したりして使用するものではありません。通常は餌として食べることにより、接触粉剤として使用する場合も最終的には体に付いた薬剤を舐めることにより、口から摂取し効果を現します。
伊村産業について
会社名 | 伊村産業株式会社 |
---|---|
所在地 | 山口県長門市油谷河原2016-13 |
電話番号 | TEL:0837-32-0073 FAX:0837-32-2673 |
imura73@mint.ocn.ne.jp | |
事業内容 | 教育事業/保険事業/服飾品輸入販売事業/海外事業 |
Webサイト | 伊村産業株式会社 | 海幸仙崎 -公式ホームページ |
伊村産業の所在地の地図
記事をシェアする
コメント掲示板
コメントが投稿されてから表示されるまでタイムラグが発生する可能性があります。なお、誹謗中傷・煽り・過激的・差別的なコメント、荒らし行為、短い内容や重複コメント、そのほか不適切と判断されたコメントなどは掲載が許可されない場合があります。