伊東市～下田市まで約40km、19時間も漂流した男性を救助

■2014/7/28　17：59 最終更新■

静岡県伊東市で７月２７日午後０時ころ、友人らと海岸で泳いでいた男性（２９）が行方不明になっていましたが、翌２８日の午前になって、行方不明現場から約４０ｋｍ離れた静岡県下田市の白浜海岸で救助されました。

第一発見者のライフセーバーの男性は、「男性がふらついた状態で、浜辺に倒れこみました。で、その倒れこんで、事情を聴いたところ、『１日以上泳いでいた』という風に言っていて。『最後の力を振り絞って泳いできた』とのことだったので」などと話しました。

約１９時間にわたって漂流した末に救助されたこの男性は、兵庫県姫路市に住む中嶋祐輔さん（２９）。

中嶋祐輔さんは助けられた際に自分の名前を告げた上で、「伊東から流されてきた」と話し、すぐに救急により病院へ搬送され手当を受けました。低体温症の症状があり大きく体力を奪われているものの、命に別状はないということです。

中嶋祐輔さんは海を泳いでいた際に保温性のシャツなどを身につけていて、約１９時間にわたり水面に顔を出した状態で海の流れに身を任せていたといいます。

中嶋祐輔さんの話
「引き返したら足つっちゃって。でそこで体力ちょっと奪われたので。で、もう浮いて。体力回復するまで待とうかなと思ったら大分流されちゃったので、これはえらいことになったな、と。本当『助かった』というのが正直、第一印象ですよね」

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流された距離は約40km

漂流した現場付近（静岡県伊東市～下田市）場所の地図