デング熱に新たに2人が感染-1人目の感染者と同じ学校に通う男女

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埼玉県などは8月28日、埼玉県に住む20代女性と東京都に住む20代男性が、新たにデング熱に感染したことが確認されたと発表しました。

埼玉県では8月27日にも、別の10代の女性がデング熱に感染。この女性は海外渡航歴がなく、約70年ぶりの国内感染として多くのメディアが報じました。

発表によると、新たにデング熱に感染したことが確認された2人の男女は、27日に報じられた女性と同じ学校に通っているということです。

女性の症状は落ち着いているといい、男性は発熱の症状があるため都内の病院に入院中。いずれも渡航歴はありません。

東京都や国立感染症研究所などによると、昨日感染の発表があった女性と本日感染の発表があった男女の計3人は、今月上旬~中旬ころに東京都渋谷区の都立代々木公園(渋谷門付近)で、デングウイルスを保有する蚊に刺されて感染した可能性があるとのこと。

3人から検出されたウイルスの型は、いずれも同じ型だったことも分かっています。

東京都が緊急で代々木公園から採取した蚊からは、ウイルスの保有が確認されなかったということですが、東京都は念の為に、代々木公園の渋谷門付近を中心に蚊の駆除を行うとしています。

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デング熱の予防対策

デング熱は、現在ワクチンの開発が進められていますが、現時点でワクチンや予防する薬などがありません。

特別な治療法もないといいます。

デング熱への感染は、蚊に刺されることによって感染します。唯一の予防法は、蚊に刺されないこと。

デング熱への予防対策の詳細は以下の動画を参考にして下さい。

デング熱の予防対策

2014/2/16に東京医科大学病院 渡航者医療センターがYoutubeにアップロードした動画

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デング熱とは

デング熱(ねつ、まれにデンゲ熱とも、英:dengue fever、イギリス発音:/dɛŋɡeɪ/、アメリカ発音:/dɛŋɡiː/)は、デングウイルス(Dengue virus)が原因の感染症であり、熱帯病の一つである。予防ワクチンは無い。

一過性の熱性疾患であり、症状には、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛(Arthralgia)、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹を含む。治療方法は対症療法が主体で、急性デング熱にはいま起きている症状を軽減するための支持療法 (supportive therapy, supportive care)が用いられ、軽度または中等度であれば、経口もしくは点滴による水分補給、より重度の場合は、点滴静脈注射や輸血といった治療が用いられる。稀ではあるが、生命を脅かすデング出血熱に発展し、出血、血小板の減少、または血漿(けっしょう)漏出を引き起こしたり、デングショック症候群に発展して出血性ショックを引き起こすこともある。

主な媒介生物はヤブカ属の中でも特にネッタイシマカ(Aedes aegypti)やヒトスジシマカ(Aedes albopictus)などの蚊によって媒介される。ただし、ヒトスジシマカにとってヒトは主な吸血対象ではなく、デング熱の媒介はまれである。このウイルスには4つの異なる型があり、ある型に感染すると、通常その型に対する終生免疫を獲得するが、他の型に対する免疫は短期間にとどまる。また、異なる型に続けて感染すると、重度の合併症のリスクが高まる。

デング熱が文献に現れるようになったのは1779年からであり、ウイルスが原因であることや伝染経路について解明されたのは、20世紀初頭である。第二次世界大戦以降、デング熱は世界的に広まり、1960年代からその発生数は急激に増加している。現在では、110ヶ国以上で毎年およそ5,000万人から1億人が感染する風土病となっている。その原因として、急激な都市化や地球温暖化が関与していると考えられている。対策としては、蚊の駆除の他に、ワクチンの研究やウイルスに直接働きかける薬物治療の研究が進められている。

出典:デング熱 – Wikipedia

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デング熱感染に関するTwitterでの関連投稿

感染場所の疑いがある代々木公園の地図

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