安城市三河安城本町で女子中学生が飛び降り自殺-イジメ原因か

■2014/9/1　13：26 最終更新■

愛知県安城市三河安城本町２丁目のマンションで８月３１日、安城市立安城西中学校に通う中学２年生の女子生徒（１４）が、マンションから転落して死亡する事故が起きました。飛び降り自殺とみられています。

発表によると同日午後９時１０分ころ、安城市三河安城本町２丁目にあるマンションで「女の子が建物の12階から飛び降りたようだ」などと119番通報があったということです。

その後、通報を受けた救急が現場に駆けつけると、マンションの敷地内に安城西中学校の女子中学生が倒れていました。

女子中学生はすぐに病院へ運ばれましたが、首の骨を負っており、約１時間２０分後に搬送先の病院で死亡が確認されたといいます。

12階の女子中学生の部屋からは手書きの遺書とみられるメモが見つかっており、遺書には安城西中学校での学校生活の悩みや自殺をほのめかすような内容が書かれていたとのこと。

この日は、夏休みの最終日でした。

愛知県警安城署は、学校生活に悩んだ女子中学生が自殺を図った可能性が高いとみて、当時の状況などについて詳しく捜査を進めています。

現場は、三河安城駅の西方向にある住宅街。

女子中学生の自殺が発覚した経緯

発表によると、女子中学生は８月３１日、午後６時ころに塾から帰宅してきたということです。

その後、夕食を終えた午後７時ころに部屋からいなくなり、家族が女子中学生の行方を捜していたところ、午後９時過ぎにマンション敷地内で倒れている娘の姿を母親が発見しました。

倒れていた場所は、建物１階にある給水タンクの塀の上。女子中学生は首の骨が折れており、即死状態だったとみられます。

女子中学生は１４階建てマンションの１２階に住んでおり、倒れて見つかった場所の真上の位置には自宅がありました。また靴を履いていなかったことから、自宅から飛び降りて自殺した可能性が高いとみられています。

女子中学生は、両親と姉の４人暮らし。

安城西中学校の教師の話では、女子中学生は夏休み中の部活動にも参加していたといい、その際に変わった様子は無かったということです。

また、イジメなどの問題も把握していないと話し、学校が全校生徒を対象に今年６月に行ったいじめアンケートでも、悩み事などは書かれていなかったといいます。

安城西中学校の話
「女子生徒は不登校ではなかったし、現時点でイジメも把握していない。今後の調査については、ご家族と相談して決めていきたい」

安城西中学校

安城西中学校の地図

女子中学生の自殺に関するTwitterでの関連投稿

自殺現場付近（安城市三河安城本町2）場所の地図