アンタレスが爆発・炎上-NASA無人ロケットの墜落事故

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アメリカ南部・バージニア州で10月28日午後6時22分(日本時間・29日午前7時22分)ころ、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶためのロケット「アンタレス」が、打ち上げに失敗して爆発する事故が起きました。

発表によると、打ち上げに失敗したアンタレスはアメリカの民間宇宙企業「オービタル・サイエンシズ」のロケットで、無人の宇宙輸送船「シグナス」を搭載。

アンタレスはバージニア州ワロップス島にあるNASA(米航空宇宙局)の施設から打ち上げられ、約6秒後に墜落、爆発炎上しました。地上では大規模な火災へと発展しており、消火活動が行われています。

現時点で、アンタレスが爆発した事故原因はわかっていません。

なお、墜落したアンタレスは無人ロケットで、発射現場の近くにいた職員ら全員とも連絡が取れたといい、この爆発事故による死傷者はいませんでした。

シグナスは2011年に引退したスペースシャトルに代わる補給船のうちの1つで、アンタレスとともにオービタル・サイエンシズ社が開発・製造を担当しています。

シグナスの打ち上げは今回が4度目で、昨年の9月、今年の1月と7月の3度の打ち上げはいずれも成功していました。今回は食料や実験材料など、日本の千葉工業大学が開発に参加した流星観測カメラ「メテオ」を含む約2tの物資が積み込まれていたということです。

オービタル・サイエンシズ社はこの事故を受け、「速やかに徹底的な調査を実施する」との声明を出しています。

カウントダウンからアンタレスが爆発するまでを撮影した動画

NASA無人ロケットが爆発、けが人なし

2014/10/29 10:30頃にTBS News-iがYoutubeにアップロードした動画

NASAの無人ロケットが打ち上げ直後に爆発し炎上

2014/10/29 09:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

アンタレス爆発に関するTwitterでの反応

ロケット爆発事故現場(バージニア州ワロップス島)場所の地図

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