高柳愛果容疑者を逮捕-玉川病院で看護師がインスリン投与傷害事件

■2014/12/1　13：04 最終更新■

東京都世田谷区瀬田4丁目8-1にある玉川病院で今年４月、女性患者（９１）が治療に必要のないインスリンを投与され、意識混濁状態に陥った傷害事件で、２０代の女が逮捕されました。

傷害容疑で逮捕されたのは、当時玉川病院に勤務していた看護師で、世田谷区桜新町１丁目に住む高柳愛果容疑者（２５）です。高柳愛果＝たかやなぎ あいか

発表によると高柳愛果容疑者は４月３日、６日、９日の計３回にわたり、担当していた入院患者にインスリンを投与した疑いが持たれています。

これにより患者は低血糖による発作が起きるなどしましたが、高柳愛果容疑者は担当医に報告することなく自ら血糖値の検査を行っていたことなどから、インスリンの投与に関与した疑いが強いとみられていました。

インスリンは糖尿病の患者に使われる治療薬ですが、投与された女性は糖尿病ではなく、インスリンの投与は不要だったとのこと。

女性は一時意識が薄れるなどしましたが、投与直後に治療を受けたことから、幸い命に別状は無かったということです。

警察での取り調べに対して高柳愛果容疑者は「やっていません」などと供述し、容疑を否認している模様。

警視庁捜査１課は傷害事件として、事件に至った経緯や犯行動機などについて、さらに追求していく方針です。

なお、玉川病院では今年４月７日と９日に、インスリンの入った瓶が何者かによって持ちだされており、この関連についても捜査を進めています。

故意にインスリン大量投与か 看護師逮捕 世田谷

2014/12/1 13:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

治療に必要ないインスリンを患者に大量投与 25歳看護師の女逮捕

2014/12/1 12:30頃にFNNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

法定刑

関連する犯罪の法定刑
傷害罪…15年以下の懲役または50万円以下の罰金

インスリンの投与で高柳愛果容疑者を逮捕…Twitterでの反応

玉川病院

公益財団法人日産厚生会 玉川病院（ざいだんほうじんにっさんこうせいかい たまがわびょういん）は、東京都世田谷区にある民間の病院である。運営は公益財団法人日産厚生会。医師の卒後臨床研修指定病院である。

出典：玉川病院 – Wikipedia

玉川病院の概要

病院名	公益財団法人日産厚生会玉川病院
所在地	東京都世田谷区瀬田四丁目8番1号
開設	1953年
院長	中嶋昭
許可病床数	389床
診療科	内科／消化器科／循環器科／呼吸器科／心療内科／神経内科／小児科／外科／整形外科／眼科／耳鼻いんこう科／皮膚科／泌尿器科／産婦人科／リウマチ科／リハビリテーション科／歯科
Webサイト	公益財団法人 日産厚生会玉川病院

高柳愛果容疑者の逮捕を受けての玉川病院からのお詫び文

本年4月上旬、当公益財団法人日産厚生会玉川病院（以下　当院）において通常の医療活動からは全く想定できない事例が発生し、その解明と取り扱いは警察捜査機関にお願いいたしました。そして、そのことに関する報道が去る8月20日、マスコミ等によって大々的に報じられましたが、当院としては捜査途中段階の事でもあり会見、説明等の機会を差し控えざるを得なかったことをお許し願う次第です。

この度、本事例に濃厚に係わったとされる看護師の特定と逮捕という事態に至り、当院において医療の根幹を揺るがすような事件が発生してしまったことを深く反省し、改めまして当該の患者さま、その御家族様はじめ当院に信頼をいただいている皆様、医療関係の皆さま、ほか多くの方々に多大の御心痛やご迷惑をおかけしましたことに深くお詫び申し上げます。

出典：報道に関するお知らせ

傷害事件現場（世田谷区瀬田4丁目）場所の地図

玉川病院のストリートビュー