広島市中区大手町で殺人未遂事件-刃物持った少年が3人を刺す

■2014/12/23　17：29 最終更新■

広島県広島市中区大手町のマンションで１２月２３日、ナイフを持った少年が３人の人を刺すなどする殺人未遂事件が起きました。

「包丁で刺されて負傷者が３人いる」などと通報があったことで事件が発覚。

発表によると１２月２３日午後０時半ころ、広島市中区大手町５丁目にあるマンションの１室で、ナイフを持った少年が男女３人を刺したということです。

マンション３階で叫び声が聞こえたことから、２階に住む住民が現場に駆けつけたところ、刃物を持った少年がいたため身柄を取り押さえたといいます。

その後、通報を受けて現場に駆けつけた広島県警の警察官らが少年の身柄を確保し、殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。

警察や消防によると、この部屋に住む５０代の男女が腹や胸などを刺されて重傷、１０代の男性が軽傷ということです。重傷者２人の命の安否については不明。

この家には夫婦と高校生の息子、中学生の娘の４人暮らしで、ケガをしたのはこの夫婦と高校生の息子の３人とみられています。娘の安否や所在は不明。

殺人未遂容疑で逮捕された少年は、この家に住む高校生の息子の「昔の友人」という情報もありますが、現時点で犯人に関する詳細なことは分かっていません。

現場は広島市内中心部の繁華街の近くで、大勢の捜査関係者らが駆けつけるなど、騒然としています。

この殺人未遂事件に関する詳細な情報が入り次第、随時更新していきます。

追記 – 殺人未遂容疑の少年と被害者高校生は元同級生

その後の発表によると、負傷したのは現場マンションに住む父親（５２）、母親（５１）、息子の男子高校生（１８）の３人だということです。

中学生の娘は自宅にいたということですが、ケガはありませんでした。

負傷者の内訳に関しては、日本テレビが「父親と母親が重傷、息子が軽傷」と報じていますが、そのほかテレビ朝日やフジテレビなど複数の報道機関は「父親と息子が重傷、母親が軽傷」と報じており、情報が錯綜しています。

なお、いずれも命に別状はないということです。

逮捕された少年（１８）は容疑を認める供述をしており、被害者の男子高校生と小学生時代の同級生であることが分かっていますが、未だ犯行動機などに関しては分かっていません。

交友関係があったという情報もありますが、中学・高校が同じ学校であったのかどうか、良好な関係であったのかどうかなどは不明。

広島中央署は殺人未遂事件として、事件に至った経緯や犯行動機など、さらに詳しく捜査を進めていく方針です。

現場は広島市役所からほど近い場所で、路面電車の広島電鉄・鷹野橋駅から北西方向に約300mほど、市役所前駅からは南西方向に約300mほどの位置。広島市中区大手町5丁目3-3にあるマンション「ベルナルドハイツ」の３階です。

男女3人を刃物で刺す 18歳の男子高校生逮捕 広島市中区

2014/12/23 17:00頃にFNNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

関連する犯罪の法定刑（成人の場合）
殺人未遂罪…死刑または無期もしくは５年以上の懲役

広島市中区大手町で殺人未遂事件…Twitterでの反応

殺人未遂事件現場（広島市中区大手町5丁目）場所の地図

ベルナルドハイツの建物外観（ストリートビュー）