足立区足立で殺人未遂事件-ナイフに手榴弾に拳銃を装備か

■2015/4/5　23：29 最終更新■

東京都足立区足立の路上で４月５日、小学生１人が男に手を掴まれて引っ張られたうえ、目撃した男性が男を取り押さえようとしたところ、刃物で刺されそうになる殺人未遂事件が起きました。

発表によると４月５日午後３時１５分ころ、小学生３人が足立区足立の路上を歩いていると、急に男が１人の男児の手を掴み、約１５ｍ先の路上まで引っ張っていったということです。

現場近くにあるガソリンスタンドの男性店長（３６）がこれを目撃したため追いかけたところ、男は男児の手を離して逃走。

しかし約８０ｍほど逃げたところで、男は男性店長に取り押さえられました。ここで男は、男性店長の腹をナイフで刺そうとしたということですが、幸い男性店長にケガはありませんでした。

その後、男性店長からの110番通報を受けて駆けつけた警視庁綾瀬署の警察官が、男を殺人未遂の容疑で現行犯逮捕。

男は取り押さえられるまでの一連の流れの中で、手榴弾のようなものを投げつけたりしたほか、現場近くには拳銃のようなものも落ちていたといいます。いずれも、現時点で本物なのかどうかは分かっていません。

逮捕されたのは栃木県に住む無職の男（６０）ですが、警察での取り調べに対して「記憶にありません」と否認しているほか、「何で自分がここにいるのか分からない」などと意味不明な供述も。

綾瀬署は刑事責任能力の有無についても視野に、事件に至った経緯などについて慎重に捜査を進めています。

なお、手を引っ張られた男児と容疑者の男の間に、面識はないとみられています。

足立区足立で殺人未遂事件…Twitterでの反応

殺人未遂事件現場付近（足立区足立）場所の地図