強盗殺人で男子高校生を逮捕、通り魔事件か-日進市梅森町上松 17歳

■2015/7/19　16：55 最終更新■

愛知県日進市梅森町上松で７月１２日、男性が刃物で刺されて殺害された強盗殺人事件で、高校３年生の少年が逮捕されました。

強盗殺人の疑いで逮捕された容疑者は、日進市内に住む高校３年の男子高校生（１７）。

発表によると男子高校生は７月１２日午後８時３５分ころ、無職の男性を刃物で刺して殺害したうえ、現金約6,000円入りのショルダーバッグを強奪した強盗殺人の疑いが持たれています。被害者男性の名前は川村典道さん（６５）。

川村さんの遺体には首や顔など１０ヶ所以上の切り傷・刺し傷などがあり、背中にも刃物による深い刺し傷があるなど、強い殺意を持って殺害したものとみられています。

事件が起きた日、川村さんは自宅近くにある公民館で開かれていた会合に参加。その後、コンビニに立ち寄って帰宅していたところで殺害されました。

愛知県警によると、このコンビニの防犯カメラに、川村さんの後をつける男子高校生の姿が映っていたことで容疑者として浮上したといいます。

警察での取り調べに対して男子高校生は「凶器のナイフや奪ったバッグは逃走中に投げ捨てた」などと供述し、事件に関与したこと自体は認めていますが、「強盗目的ではなかった」などと話し容疑を一部否認しています。

現時点で男子高校生と川村さんとの間に面識があったのか、無差別に狙った通り魔事件であるのか、詳しいことは分かっていません。しかし金銭目的での犯行ではないと話していることや、遺体の状況的に強い殺意を持っていた可能性が高いことなどから、２人の間に面識があり、何かしらのトラブルを抱えていた可能性も考えられます。

警察は強盗殺人事件として、事件に至った経緯や犯行動機、２人の面識の有無についてなど、詳しく捜査を進めています。

事件現場は、名古屋市営地下鉄鶴舞線・赤池駅から約１．５ｋｍほどの地点にある住宅街の一角。川村さんは妻と２人暮らしでした。

追記 – 通り魔事件か、高校生と被害者に面識なし

その後の発表によると、逮捕された男子高校生は「被害者の男性と面識はない」といった供述をしていることが分かりました。

また、警察側の捜査でも２人の面識については確認がとれていないということです。

これらのことから、無差別に狙った通り魔事件である可能性もあるとみられますが、未だ男子高校生から詳しい犯行動機については語られていません。

第一報：日進市梅森町上松で強盗殺人事件-男性を刃物で殺害、犯人が逃走中
第二報：現在の記事

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強盗殺人事件現場付近（日進市梅森町上松）場所の地図

以下、高校３年生の少年による強盗殺人事件が発生した現場付近・愛知県日進市梅森町上松の地図（Googleマップ）。