とべ動物園のホワイトタイガーお見合いで噛まれ死亡事故-愛媛県砥部町

■2015/12/22　19：43 最終更新■

愛媛県砥部町上原町にあるとべ動物園で１０月、希少種のホワイトタイガーがお見合いの場で、他のトラに噛み殺されていたことが分かりました。

愛媛県立とべ動物園がWebサイト上に公表している内容などによると、繁殖のため２００７年に群馬サファリパークから、メスのホワイトタイガー「オメガ（１４歳）」を借り受けていたということです。

このホワイトタイガーを、とべ動物園にいる雄のホワイトタイガーと繁殖させるため、２頭の雄と同居訓練を行うなどしましたが、相性が悪く不調だったことからベンガル系の通常種との見合いを試みていました。

そして今年１０月２６日、見合い中のオメガに強い発情の兆候がみられたことから、仕切っていた格子状の扉を初めて開放したところ、雄のトラ（６歳）がいきなりホワイトタイガーの首に噛み付いたとのこと。

とべ動物園は事前に用意していた放水や鉄棒などを使用して雄のトラを引き離しましたが、ホワイトタイガーのオメガは出血多量により約１時間後に死亡が確認されました。

今回のホワイトタイガー死亡事故について、とべ動物園は「万全な事前準備と態勢で同居に臨んだにもかかわらず、不幸な事故が起きたことは大変悔やまれる」「この事故を貴重な教訓として今後も希少種の繁殖に努力していきたいと考えています」とコメント。

とべ動物園でホワイトタイガーお見合い中に噛まれ死亡…Twitterでの反応

愛媛県砥部町上原町にある愛媛県立とべ動物園で、希少種のホワイトタイガーがお見合い中に噛まれて死亡した事故について、Twitter上でも大変な話題となっていました。

事故現場（愛媛県伊予郡砥部町上原町）場所の地図

以下、ホワイトタイガーがお見合い中に噛み殺された死亡事故現場・愛媛県伊予郡砥部町上原町２４０「とべ動物園」の地図（Googleマップ）。