香芝市平野で死体遺棄事件、60代女性が母親の遺体を放置 自宅で死亡
■ 最終更新■
同居する母親の遺体を自宅に放置したとして、奈良県警香芝署は3月6日、60代の女を逮捕しました。
死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、奈良県香芝市平野に住む無職・山村行紀美容疑者(68)です。山村行紀美=やまむら ゆきみ
発表によると山村行紀美容疑者は2月26日~3月5日ころ、香芝市平野にある自宅で、母親の山村千代子さん(90)が死亡しているのを知りながら、遺体を放置した疑いが持たれています。
3月5日午後6時半ころ、現場の住宅を訪れた山村行紀美容疑者の弟が、建物1階の床で遺体を発見し事件が発覚。
山村行紀美容疑者は2月26日、弟に「母親が倒れた」などと電話で相談しており、その際に救急車を呼ぶよう指示を受けていましたが、これを無視して呼ばなかったとみられています。
警察での取り調べに対して山村行紀美容疑者は「どうしたらいいのか分からなかったので、放置しました」などと供述し、容疑を認めています。
遺体は廊下に仰向けの状態で倒れており、毛布がかけられていたということですが、目立った外傷はなく現時点で詳しい死因はわかっていません。
香芝署は遺体を司法解剖して死因の特定を急ぐとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進めています。
関連する犯罪の法定刑
死体遺棄罪…3年以下の懲役
保護責任者遺棄致死罪…保護責任者遺棄罪と傷害致死罪とを比較し、重い刑により処断する
保護責任者遺棄罪…3月以上5年以下の懲役
傷害致死罪…3年以上の有期懲役
死体遺棄事件現場付近(奈良県香芝市平野)場所の地図
以下、60代女性が母親の遺体を放置した死体遺棄事件現場付近・奈良県香芝市平野の地図(Googleマップ)。
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