茨木市松下町で女子高生の遺体、殺人事件か自殺 工場跡地で制服少女死亡

■2016/4/14　12：42 最終更新■

大阪府茨木市松下町で４月１４日、高校の制服を着た女子高生とみられる遺体が見つかりました。殺人事件または自殺とみられています。

発表によると４月１４日午前６時２０分ころ、茨木市松下町にある工場跡地で「若い学生風の女性が倒れている」などと１１０番通報があったということです。通報者は男性作業員（６２）。

この通報を受けて大阪府警茨木署の警察官らや救急隊員らが現場に駆けつけたところ、女子高生とみられる若い少女がうつぶせの状態で倒れており、その場で死亡が確認されました。

女子高生は工場跡地のクレーン車の近くに倒れており、遺体の状況などから、このクレーンから落ちた可能性が高いとみられています。なお、現時点で死因はわかっていません。

茨木署によると、女子高生の親から「１３日の夜から娘が帰宅しない」と相談があったということで、１３日夜～１４日早朝にかけて死亡したものとみられます。

女子高生が着ていた制服の着衣に乱れはなく、口から出血していたものの刺し傷や首を絞められたような目立った外傷はないことから、飛び降り自殺を図った可能性も。

茨木市内にある高校の学生証を所持していたということで、茨木署は身元の確認を急ぐとともに、殺人死体遺棄事件など何らかの事件に巻き込まれた可能性と自殺の可能性の両面を視野に、詳しく捜査を進めています。

遺体が見つかった現場は、JR茨木駅から北東方向に向かって約１．５ｋｍほどの地点で、住宅や工場などが密集する地域の一角。

画像出典：ANNニュース

女子高生の遺体が見つかった現場の状況

茨木署によると、現場の工場跡地では解体工事が行われているということです。ここには昔、松下電器産業（現パナソニック）のテレビ工場がありましたが、大和ハウス工業に売却されたことから、建物の解体が行われていた模様。

敷地内には鉄板が敷き詰められており、周囲は大半が高さ約１ｍのフェンスで囲まれているといいます。

現場で働く作業員の話によると、４月１３日午後５時ころに作業を終えた際には、特に異常はなかったということです。

女子高生の遺体は、約３０ｍほどの高さがあるクレーン車のアームの真下付近で、建築資材の鉄板の上に倒れていました。

また、遺体から約１５０ｍほど離れた場所からは女子高生のものとみられるカバンが見つかっていますが、遺書などは見つかっていません。

事件か自殺？ニュースの画像

画像出典：ANNニュース

衣服に乱れなく・・・工場跡地に制服姿の女性の遺体

2016/4/14 12:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

茨木市松下町で制服着た少女、殺人事件か自殺…ネットでの反応

茨木市松下町で制服を着た女子高生とみられる少女が死亡しているのが見つかったことを受けて、まだ自殺と殺人事件のどちらであるか断定されていないこともあり、インターネット上では心配の声が多くみられました。

死体発見現場付近（大阪府茨木市松下町）場所の地図

行か、高校の制服を着た女子高生とみられる女性の遺体が見つかった殺人事件または自殺現場付近・大阪府茨木市松下町の地図（Googleマップ）。