女子高生を母親殺害で逮捕、台東区台東の女性殺人事件の犯人 母の日

■2016/5/8　12：14 最終更新■

東京都台東区台東で今年２月に４０代の女性が死亡しているのが見つかった事件で、殺人事件と自殺の両面で捜査が進められていましたが、警視庁捜査１課は当時中学生だった少女を５月８日、逮捕しました。

殺人容疑で逮捕されたのは、台東区台東に住む女性（４１）の長女で、高校１年生の女子高生（１５）です。

発表によると女子高生は２月２６日～２７日ころ、自宅マンションの１室で寝ていた母親の首を絞め、殺害した疑いが持たれています。

この事件は２月２７日午後７時ころ、女子高生から「母親が息をしていない」などと１１９番通報があったことで発覚しました。

現時点で詳しいことは分かっていませんが、女子高生は２６日夜～２７日未明に母親を殺害後、２７日午前から通常通り中学校に登校し、帰宅後に自ら１１９番通報したものとみられています。

女子高生は両親と３人暮らしでしたが、父親は２６日～２７日にかけて仕事で外出しており、自宅には女子高生と母親しかいなかったということです。

警視庁は外部から侵入者が入ったような形跡がないことや、首に絞められた痕がみられたことから、女子高生が何らかの事情を知っているとみて捜査を進めていました。

そしてマンションに設置された防犯カメラの映像解析の結果、母親が殺害されたとみられる時間に女子高生以外の第三者が部屋に侵入した可能性はないと判断し、逮捕に至ったということです。認否については明らかにされていません。

当時女子中学生だった15歳の長女による母親殺害の経緯

警視庁によると、出張で外出していた父親は２月２６日午後８時４０分ころ、電話で母親と話していたということです。また長女の女子高生は２７日午前７時１０分ころに家を出て、中学校に登校していました。

これらのことから、母親が殺害されたのは２６日午後９時前ころ～２７日早朝にかけてとみられています。

司法解剖の結果、母親の死因は窒息死で、首にはタオルが巻かれていたといいます。

事件発覚直後、女子高生は警察での取り調べに対して「母親は、朝からずっとソファで寝ていた。夜になっても起きなかったので不審に思って確認したら、息をしていなかった」などと説明し、事件への関与は否定していました。

高校1年の長女を殺人容疑で逮捕 台東区女性殺害

2016/5/8 12:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

法定刑と関連リンク

関連する犯罪の法定刑（成人の場合）
殺人罪…死刑または無期もしくは５年以上の懲役

【 関連リンク 】
第一報：台東区台東で殺人事件か自殺-密室で女性が死亡、中学生長女に事情聴く
第二報：現在の記事

台東区台東で女子高生が殺人事件、母の日に逮捕…Twitterでの反応

台東区台東で女子高生（当時、女子中学生）が母親を殺害した殺人事件について、皮肉にも逮捕されたのが母の日ということや、犯人が当時中学生の少女だったということもあり、Twitter上では大変な話題となっていました。

殺人事件現場付近（東京都台東区台東）場所の地図

以下、当時中学生だった女子生徒の母親の女性が死亡しているのが見つかった殺人事件現場付近・東京都台東区台東の地図（Googleマップ）。