尼崎市下坂部の路上で殺人事件-男がハンマーと包丁で襲い女性2人死傷

■2016/5/20　14：53 最終更新■

兵庫県尼崎市下坂部の路上で５月１９日、母親とその娘が男にハンマーや包丁で襲われ死亡した殺人事件が起きました。アパートの騒音トラブルか。

殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、尼崎市下坂部のアパート１階に住む無職・豊島速夫容疑者（６７）です。豊島速夫＝とよしま はやお

発表によりますと５月１９日午後４時４０分ころ、尼崎市下坂部の近隣に住む女性から「男がハンマーと包丁を持って路上で暴れている」などと尼崎東署に１１０番通報があったということです。

この通報を受け兵庫県警尼崎東署の警察官らが現場に駆けつけたところ、アパートの前の路上で、このアパートの２階に住む西初子さん（６１）と、娘の尼崎市南塚口町に住む足立千春さん（３３）が、血だらけで倒れているのが見つかりました。

西初子＝にし はつこ
足立千春＝あだち ちはる

２人は病院に救急搬送されましたが、搬送先の病院で足立千春さんの死亡が確認され、西初子さんは意識不明の重体です。

尼崎東署によると、駆けつけた警察官がアパート１階の部屋に返り血を浴びた豊島速夫容疑者を発見し、事情を聴いたところ「自分が２人を刺した」と認めたことから、警察は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したということです。

また、豊島速夫容疑者の部屋からは、凶器に使われたと思われる血のついたハンマーと包丁が見つかった模様。事件当時、西初子さんは豊島速夫容疑者の上の部屋に住んでおり、足立千春さんは、西初子さんの部屋を訪れていたということです。

警察での取り調べに対して豊島速夫容疑者は「２人を殺そうとしたのは間違いない。騒音トラブルがあった」などと供述し、容疑を認めています。

尼崎東署は殺人事件に切り替え、豊島速夫容疑者から事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。

事件現場は、ＪＲ尼崎駅から北方向に約１ｋｍほどの地点で、住宅街の一角。

騒音トラブルが原因か　母娘死傷で男逮捕　兵庫

2016/5/20 8:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

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殺人事件現場付近（兵庫県尼崎市下坂部）場所の地図

以下、男がハンマーと包丁で女性２人を殺害した殺人事件現場付近・兵庫県尼崎市下坂部の地図（Googleマップ）。