千葉市中央区弁天と船橋市前原西で通り魔 連続殺人未遂事件 新津田沼

■2016/8/24　08：57 最終更新■

千葉県千葉市中央区弁天や船橋市前原西の路上で８月２３日夕方、女子中学生と女子大生が刃物で刺される殺人未遂事件が起きました。同一犯による連続通り魔とみられています。

発表によると８月２３日午後５時ころ、千葉市中央区弁天２丁目の路上を歩いていた中学３年生の女子中学生（１４）が、刃物のようなもので腹部を刺されたということです。

女子中学生はその後すぐに病院へ搬送されましたが、意識はあるものの、腹部を深く刺され重傷を負いました。

男は自転車で追い抜きざまに女子中学生を刺したといい、現場からそのまま自転車に乗って逃走したということです。

さらに同日午後６時半ころには、船橋市前原西７丁目の新京成線・前原駅付近の路上で、歩いていた女子大生（１９）が自転車で追い越してきた男に腰のあたりを刃物で刺される事件がありました。

目撃者を名乗る男性が隣の新津田沼駅近くの公衆電話から「新津田沼で女性が刺されている」と１１０番通報したことで発覚。

女子大生も病院で手当を受けていますが、女子中学生と比べて比較的軽傷とみられているものの、同じくらいの重傷との情報があります。

いずれも犯人の男の特徴は似ており、これらの事件に関与したとみられる２０代の男がその後逮捕されました。

画像出典：ZERO

女子中学生と女子大生が通り魔に襲われた当時の状況

発表によると女子中学生は当時、JR千葉駅から北東方向に向かって約４００ｍほどの地点の路上を双子の妹と一緒に歩いていたということです。

すると自転車で追い越してきた若い男が突然、右の脇腹あたりを刃物で刺してきました。傷は長さ約２ｃｍ・深さ約６ｃｍにもなり、命に別状はないものの全治１ヶ月の大ケガを負っています。

また女子大生は当時、新津田沼駅方面から前原駅方面に向かって路上を歩きアルバイトに向かっていたとみられていますが、その道中で後ろから自転車で近づいてきた若い男に、追いぬかれざまに刺されました。

女子大生は腰か尻のあたりを刺されましたが、こちらも深さ約６ｃｍほどで、全治３週間ほどのケガを負ったということです。

少女らを刺した犯人の男を逮捕、容疑者は無職の20代

警察はその後、逃走していた自称無職の２１歳の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

両事件ともに関わっているとみられていますが、警察での取り調べに対して男は「やっていない。わからない」などと供述し、容疑を否認しています。

千葉県警習志野署は通り魔の可能性が高い連続殺人未遂事件として、男からさらに詳しく事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進めています。

両事件の現場は直線距離で、約１０ｋｍ余り離れた地点です。

千葉市と船橋市で女性刺される 男から事情聴く

2016/8/24 01:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

千葉市中央区弁天と船橋市前原西で通り魔？連続殺人未遂事件…Twitterでの反応

千葉市中央区弁天と船橋市前原西の路上で、女子中学生と女子大生が相次いで刃物で刺された殺人未遂事件について、無差別に狙われた通り魔の可能性が高いこともあり、Twitter上では心配の声が多くみられました。

女子中学生襲撃現場（千葉市中央区弁天）場所の地図

以下、女子中学生が刃物男に刺された通り魔殺人未遂事件現場付近・千葉県千葉市中央区弁天２丁目の地図（Googleマップ）。

女子大生襲撃現場（千葉県船橋市前原西）場所の地図

以下、女子大生が刃物男に刺された通り魔殺人未遂事件現場付近・千葉県船橋市前原西７丁目の地図（Googleマップ）。