小西威規容疑者、京都市北区で殺人未遂事件 警官発砲し逮捕 千本北大路

■2016/11/30　10：54 最終更新■

京都府京都市北区鷹峯旧土居町で１１月２９日、５歳児が刃物を持った男に刺される殺人未遂事件が起きました。無差別に狙った通り魔とみられています。警察官が発砲し犯人を逮捕。

発表によると１１月２９日午後７時過ぎころ、京都市北区鷹峯旧土居町～衣笠東開キ町付近の路上で、「刃物を持った男が暴れている」「路上で近隣住民がトラブルになっているようだ。男の子が刺されている」などと１１０番通報があったということです。

これを受けて京都府警北署の警察官らが現場に駆け付けたところ、京都市北区衣笠開キ町に住む無職・小西威規容疑者（２７）が、刃渡り約６ｃｍのナイフのような刃物を持っていたということです。小西威規＝こにし たけのり

警察官は銃弾１発を威嚇発射しましたが、小西威規容疑者が刃物を持って襲いかかろうとしたことから、立て続けに４発を発射。うち全ての銃弾が両足に命中したということです。

小西威規容疑者は両足にケガを負っており、銃刀法違反と公務執行妨害の容疑で逮捕されるとともに、病院で治療を受けています。

京都府警北警察署は拳銃の発砲について「正当な行為だったと考えている」とコメント。

無差別の通り魔？近くで5歳児童が頭部を刺されケガ

京都府警によると、事件現場には母親の女性（４０）と男児（５）と女児（３）の３人がいたということです。

男の子は刃物のようなもので頭部や腹部など複数箇所を切りつけられており、重傷を負っていました。病院で治療を受けていますが、幸い命に別状はないとみられています。

小西威規容疑者はこの親子らに襲いかかったということですが、被害者によると「面識はない」ということで、無差別に狙った通り魔事件の可能性もあります。母親や妹にケガはありませんでした。

警察は殺人未遂または傷害などの容疑での立件も視野に、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進めています

なお小西威規容疑者には精神疾患（統合失調症）での通院歴があるということで、刑事責任能力の有無についても調べられるものとみられます。

事件が起きた現場は、京都市営地下鉄北大路駅から西方向に約２ｋｍほどの地点で、「千本北大路」と呼ばれる交差点付近の住宅街。大学が近くにあるほか、大徳寺や金閣寺など観光名所にも近い地域です。

画像出典：FNN

警官が5発発砲し逮捕　男が刃物で母子を襲う　京都

2016/11/30 07:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

小西威規容疑者、千本北大路付近で母子を切りつけ殺人未遂事件…Twitterでの反応

京都市北区鷹峯旧土居町～鷹峯旧土居町の千本北大路付近で発生した小西威規容疑者による殺人未遂事件について、無差別の通り魔的犯行の可能性もあることから、Twitter上では心配の声が多くみられました。

通り魔殺人未遂事件現場付近（京都市北区鷹峯旧土居町）場所の地図

以下、小西威規容疑者が母子を襲った通り魔とみられる殺人未遂事件現場付近・京都市北区鷹峯旧土居町の地図（Googleマップ）。