京都市北区鷹峯旧土居町で無差別通り魔事件？男児をナイフで刺す

■2016/11/30　19：37 最終更新■

京都府京都市北区鷹峯旧土居町の路上で、母親と一緒に歩いていた男児を刃物で切りつけたとして、京都府警北署は１１月２９日、銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで２０代の男を現行犯逮捕しました。無差別に狙われた通り魔事件の可能性も。

銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、京都市北区衣笠開キ町に住む無職・小西威規容疑者（２７）です。小西威規＝こにし たけのり

発表によりますと小西威規容疑者は１１月２９日午後７時１０分ころ、京都市北区鷹峯旧土居町の路上で、母親（４０）と一緒にいた男児（５）の頭部や腹部をナイフで数ヵ所刺した疑いが持たれています。

犯行後、小西威規容疑者は現場から逃走しましたが、付近にいた北署の男性巡査部長が追跡して威嚇射撃を含め拳銃５発を発砲し、このうち４発が小西威規容疑者の両足に命中しました。

この事件で男児が病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けたところ、頭部や腹部に切り傷や刺し傷がありましたが、幸い命に別状はありません。また、小西威規容疑者も両足に４発の銃弾を受けていましたが、意識はあるということです。

北署によりますと、事件直後、現場付近の女性から「不審な男が玄関のドアをたたき、殺すぞと言っている」などと１１０番通報があったことで、警察官らが付近を警戒していたということです。

男児の母親と小西威規容疑者に面識はないことなどから、無差別に狙われた通り魔事件の可能性が高いとみられています。小西威規容疑者は統合失調症で通院歴があった模様。

この事件に対してインターネット上では「通り魔事件は恐いな」「警察って本当に発砲するんだ」「銃は見せかけで持っているのかと思ってた」「この男何が目的だったのかな」などと様々な声が多数見られました。

北署は銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで、小西威規容疑者から事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。

事件現場は、京都市営地下鉄北大路駅の西方向に約２kmの地点にある、大学や住宅が立ち並ぶ地域。

画像出典：ANN

一緒にいた母親「男と面識ない」　刃物男が男児襲撃

2016/11/30 16:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

京都市北区鷹峯旧土居町で通り魔事件？警察が拳銃を発砲して逮捕…Twitterでの反応

京都市北区鷹峯旧土居町の路上で、男が母親といた男児の頭部や腹部をナイフで切りつけた事件で、無差別に狙われた通り魔事件の可能性もあることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

通り魔事件現場付近（京都府京都市北区鷹峯旧土居町）場所の地図

以下、男が男児をナイフで切りつけた事件現場付近・京都府京都市北区鷹峯旧土居町の地図（Googleマップ）。