大磯町の大磯城山公園で殺人事件 後藤優容疑者バットで撲殺 通り魔か

■2017/3/14　15：28 最終更新■

神奈川県大磯町にある大磯城山公園で３月１３日、バットもしくは金属製のパイプのようなもので、男性が殴られて死亡する殺人事件が起きました。通り魔とみられています。

この事件で神奈川県警大磯署は、大磯町高麗１丁目に住む自称会社員・後藤優容疑者（３２）を殺人容疑で逮捕。後藤優＝ごとう ゆう

発表によると後藤優容疑者は３月１３日午後６時過ぎころ、大磯町国府本郷にある県立大磯城山公園の公衆トイレ前で、大磯町生沢に住む無職・吉川友義さん（４４）の頭や背中・肩などを金属バットまたは金属パイプのような凶器で複数回にわたって殴り、撲殺した疑いが持たれています。吉川友義＝よしかわ ともよし

事件直後の同日午後６時４５分ころ、後藤優容疑者は大磯署前にある公衆電話を使って自ら「バットで人を殴って殺した」などと１１０番通報。まもなく署に自首したことで緊急逮捕されました。

後藤優容疑者の供述をもとに大磯城山公園を捜索したところ、現場からは頭から血を流して倒れている吉川友義さんが見つかり、病院に運ばれましたが搬送先の病院でまもなく死亡が確認されたということです。

無差別の通り魔事件か 見知らぬ男性をバットで撲殺

この殺人事件について後藤優容疑者は「人を殺して、警察に捕まりたかった。公衆トイレから出てきた男性をいきなり殴った」などと供述し、容疑を認めています。

現時点で、後藤優容疑者と吉川友義さんのあいだに面識はなかったとみられており、警察に捕まることを目的にした無差別通り魔殺人事件の可能性が高いとみられています。

現場近くの植え込みからは、凶器に使われた金属パイプが見つかりました。この凶器について後藤優容疑者は「３月１３日の昼ころに大磯町内の海岸で拾ってきた」と話していることから、計画的に男性を殺害した可能性も。

大磯署は遺体を司法解剖して死因を特定するとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについてさらに詳しく捜査を進める方針です。

現場は大磯駅から西方向に約２ｋｍほどの地点で、海岸沿いから近い大きな公園。

画像出典：NHK

「当日昼ごろに拾った」鉄パイプで殴り男性“殺害”

2017/3/14 14:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

「最初に見つけた人を・・・」　金属パイプで男性殺害か

2017/3/14 11:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

大磯町の大磯城山公園で殺人事件…Twitterでの反応

大磯町国府本郷にある県立大磯城山公園で男性がバットのようなもので撲殺された殺人事件について、無差別に狙われた通り魔の可能性が高いことから、Twitter上では心配の声が多くみられました。

通り魔殺人事件現場付近（神奈川県大磯町国府本郷）場所の地図

以下、後藤優容疑者が見知らぬ男性をバットで撲殺した通り魔殺人事件現場付近・神奈川県大磯町国府本郷５５１－１「大磯城山公園」の地図（Googleマップ）。