秩父市浦山で崖下転落事故 18歳少年4人死傷「心霊スポット探していた」

■2017/4/23　18：33 最終更新■

埼玉県秩父市浦山の県道で、18歳の少年らが乗る軽自動車がフェンスを突き破り崖下に転落する事故が起きました。

発表によりますと４月２２日午後９時４０分ころ、秩父市浦山の県道で、横瀬町横瀬に住む無職・柏木海渡さん（１８）が運転する軽自動車が、道路脇に設置されていたフェンスを突き破り、高さ約１５mの位置から崖下に転落したということです。柏木海渡＝かしわぎ かいと

柏木海渡さんが運転する軽自動車には、いずれも横瀬町に住む１８歳の少年４人（柏木海渡さん含む）が乗っていました。４人は友人とみられています。

この事故で、少年４人が病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けましたが、柏木海渡さんが胸を強く打っており間もなく死亡が確認されました。

また、無職の少年が内臓を損傷する重傷を負っており、大学に通う男子学生と建設作業員の少年が軽傷を負いました。

埼玉県警秩父署によりますと、少年ら４人が乗る軽自動車は、緩やかな下り坂の直線道路で、何らかの原因で対向車線にはみ出し、崖下に落ちたということです。

警察の調べに対して軽自動車に乗っていた少年３人は「心霊スポットを探すためドライブをしていた」などと説明しました。

現時点では、運転手の柏木海渡さんがハンドル操作を誤ったのか、またはスピードを出し過ぎていたのかなどの詳しい情報はわかっておりません。

秩父署は、少年らから事情を聴くとともに、当時の現場の状況などについて詳しく調べています。

-追記- 事故原因は落石でエアバック作動か

その後の発表によりますと、助手席に乗っていた男子学生が「走行中に岩のようなものに衝突し、エアバッグが開いて前が見えなくなった」などと話したということです。

事故現場付近の道路には、縦・約５０㎝、横・約３０㎝、厚み・約２０㎝の石が落ちていた模様。この石は、道路斜面からの落石とみられ、道路には引きずたような跡が残っていたということです。

警察は、少年らが乗る軽自動車が落石と衝突して、エアバックが作動したことで視界が塞がれ崖下に転落した可能性があるとみて調べています。

画像出典：ANN

「崖から落ちた」車が15m下に・・・4人が死傷　埼玉

2017/4/23 13:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

秩父市浦山で転落事故、18歳少年ら4人死傷…Twitterでの反応

秩父市浦山の県道で、少年ら４人が乗った軽自動車が高さ約１５mの位置から崖下に落ちた事故で、４人が死傷していることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

事故現場付近（埼玉県秩父市浦山）場所の地図

以下、少年４人が乗る軽自動車が崖下に転落した事故現場付近・埼玉県秩父市浦山の地図（Googleマップ）。