横浜市磯子区新磯子町のフーズシステムで塩素ガス発生 作業員16人搬送

■2017/5/24　13：58 最終更新■

神奈川県横浜市磯子区新磯子町の食品加工会社で５月２４日、作業員１７人が体調不良を訴え病院に搬送されました。

発表によりますと５月２４日午前１０時ころ、横浜市磯子区新磯子町にある食品加工会社「フーズシステム」で、関係者から「複数の作業員が呼吸が苦しいと訴えている」などと、消防局に１１９番通報があったということです。

この通報を受け救急隊や警察官らが現場に駆けつけたところ、工場内にいた作業員１７人が呼吸が苦しいと訴えていました。

このうち作業員１６人が病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けたところ、男性１人が重症だということです。のこりの１５人の症状は軽く意識はある模様。

神奈川県警磯子署によりますと、当時、フーズシステムの工場内では冷凍マグロの消毒作業が行われていたということです。

作業員が薬品を混ぜる際、誤って塩酸と別の薬品を混ぜ塩素ガスが発生し、このガスを吸った作業員が体調不良を訴えたとみられています。

現時点では、工場内の安全管理に問題はなかったのかどうかなどについての詳しい情報はわかっておりません。

磯子署は、フーズシステムの関係者から事情を聴くとともに、当時の現場の状況などについて詳しく調べています。

この事故で、塩素ガス発生によるフーズシステム工場周辺の避難などは起きていません。
　

横浜市磯子区新磯子町の工場で塩素ガス発生、16人が搬送…Twitterでの反応

横浜市磯子区新磯子町にあるフーズシステムで、塩素ガスが発生し作業員16人が病院に救急搬送された事故について、Twitter上でも話題となっていました。

事故現場（神奈川県横浜市磯子区新磯子町）場所の地図

以下、塩素ガスが発生し16人が病院に搬送された事故現場・神奈川県横浜市磯子区新磯子町の地図（Googleマップ）。