天理市櫟本町で傷害致死事件 生後5ヵ月の長女に暴行 日常的に虐待か

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奈良県天理市櫟本町の住宅で、生後5ヵ月の長女に暴行を加えて死亡させたとして、奈良県警捜査1課などは6月8日、傷害致死の疑いで20代の父親を逮捕しました。日常的に虐待していた可能性も。

傷害致死の疑いで逮捕されたのは、天理市櫟本町に住む父親で工員・滝川奈緒哉容疑者(24)です。滝川奈緒哉=たきがわ なおや

発表によりますと滝川奈緒哉容疑者は2016年12月19日午後、天理市櫟本町の自宅で、生後5ヵ月の長女・滝川詩央里ちゃんに暴行を加えて死亡させた疑いが持たれています。

詩央里ちゃんの体を前後に揺さぶり、壁に頭部をぶつけるなどの暴行を加えた模様。

詩央里ちゃんが布団の上で動いていたことに滝川奈緒哉容疑者が気付き、妻が「子供の様子がおかしい」などと消防局に119番通報しました。

この通報を受け救急隊が現場に駆けつけ、詩央里ちゃんを病院に救急搬送しましたが、同月21日に急性硬膜下血腫による脳浮腫で死亡しました。

滝川奈緒哉容疑者と妻は医師に対して「数日前にベッドから落ちた」などと説明していました。

その後、医師が解剖結果などを精査したところ、強く揺さぶられたたころによる脳の損傷の可能性が高いと判断し、事件が発覚しました。

奈良県警によりますと、滝川奈緒哉容疑者は、妻と長男と詩央里ちゃんの計4人暮らしで、事件当時、妻と長男は別の部屋にいたということです。

警察での取り調べに対して滝川奈緒哉容疑者は「ストレスがたまっていてやってしまった」などと供述し、容疑を認めています。

現時点では、詩央里ちゃんは日常的に虐待を受けていたのかどうかなどについての詳しい情報はわかっておりません。

奈良県警は傷害致死の疑いとして、滝川奈緒哉容疑者から事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進めています。

関連する犯罪の法定刑

傷害致死罪…3年以上の有期懲役

天理市櫟本町で傷害致死事件、滝川奈緒哉容疑者を逮捕…Twitterでの反応

天理市櫟本町の住宅で、父親の滝川奈緒哉容疑者が生後5ヵ月の長女に暴行を加え死亡させた傷害致死事件で、日常的に虐待をしていた可能性もあることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

事件現場付近(奈良県天理市櫟本町)場所の地図

以下、父親が長女に暴行を加え死亡させた事件現場付近・奈良県天理市櫟本町の地図(Googleマップ)。

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