ひき逃げされた被害者を異例の書類送検 京都市左京区の市道で寝転ぶ

■2017/7/29　21：28 最終更新■

京都府京都市左京区の市道で、酒に酔い道路に寝そべったとして、京都府警は道交法違反の疑いでひき逃げ被害者の男性を書類送検しました。ひき逃げされた被害者を書類送検するのは異例です。

道交法違反の疑いで書類送検されたのは、兵庫県芦屋市に住むアルバイトの男性（３５）です。

発表によりますと男性は５月２３日午前２時３０分ころ、京都市左京区の市道で、道路上に寝そべり、事故を誘発する行為を取った疑いが持たれています。

男性は逮捕前、トラックにひき逃げされ左足を骨折する重傷を負っていましたが、警察は「事故を誘発するような行為で、悪質性や危険性が高い」と判断し、男性を道交法違反の疑いで書類送検したということです。

道路交通法では、道路で酒に酔って寝そべったり、ふらつく行為は交通を妨害するとして禁じています。

京都府警によりますと、ひき逃げの被害者を道路交通法で書類送検するのは異例ということです。

このひき逃げに対してインターネット上では「被害者が書類送検って笑える」「トラックの運転手が可哀想だわ」「道路に寝転んでいる奴はひいてよし」「道路に寝転ぶ酔っ払いたまに見る」などと様々な声が多数見られました。

男性をひき逃げしたトラックの運転手は、道路交通法違反罪で罰金４０万円の略式命令を受けています。

ひき逃げ被害者を書類送検、異例の事態…Twitterでの反応

京都市左京区の市道で、トラックにひき逃げされた被害者が事件前、酒に酔い道路に寝転ぶなどの行為をしていたとして書類送検されたことなどについて、Twitter上でも大変な話題となっていました。

ひき逃げ事件現場付近（京都府京都市左京区）場所の地図

以下、男性が道路に寝転んでトラックにひき逃げされた事件現場付近・京都府京都市左京区の地図（Googleマップ）。