JAL123便墜落事故とANA37便緊急着陸は同じ日時 路線 油圧トラブル

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羽田空港から離陸して大阪・伊丹空港へ向かっていた全日空の飛行機(ANA37便)が緊急事態であることを表す「スコーク7700」を宣言して引き返し、8月12日午後6時50分ころ羽田空港に緊急着陸するトラブルがありましたが、32年前の墜落事故と偶然にも重なっている部分が多いとして話題となっています。

1985年8月12日午後6時56分ころ、同じく羽田空港から離陸して伊丹空港へ向かっていた日本航空の飛行機(JAL123便)が、群馬県上野村の高天原山の尾根(通称:御巣鷹の尾根)に墜落する事故がありました。

このJAL123便も、墜落前に緊急救難信号のスコーク7700を発信。機長が「緊急事態発生のため羽田空港へ戻りたい」と告げました。

インターネット上では両事故について以下のようにまとめられるなど、その異様性について議論が交わされています。

全日空の墜落事故と日本航空の緊急着陸を比較した写真画像

今日はこの「日本航空123便墜落事故」から丁度32年ということもあり、大勢の遺族や関係者らが墜落現場を訪れるとともに、ニュースなどでも大きく取り上げられていました。

その最中に今回の緊急着陸トラブルがあったことで、インターネット上では「よりによってこんな日に…」「同じ羽田発伊丹行き、同じ日と同じ時間帯、同じスコーク7700、関係ないとは思えないよなぁ」「日本航空で墜落して亡くなった520人の霊が、事故にならないうちに無事帰らせてくれたのかな」などと様々な意見がみられました。

またトラブル発生時にANA37便の機内では全席で酸素マスクが飛び出し、CAの女性が声を震わせながらアナウンスしていたということですが、これについて「乗客を心配にさせるからCAには堂々として欲しい」といった声がある一方で「航空関係者ならこんな日にスコーク7700なんて声が震えないわけないよな」などと同情の声も多数みられます。

以下は酸素マスクが飛び出た際の機内の写真画像。

ANA37便で緊急着陸事故前に酸素マスクが出ている写真画像

画像出典:https://twitter.com/i/web/status/896310564615462912

日本航空(JAL123便)の墜落事故と全日空(ANA37便)の緊急着陸トラブルの類似点

以下は、日本航空の墜落事故と本日発生した全日空の緊急着陸トラブルの類似点です。

両機ともに、羽田空港発→伊丹空港行き、午後6時の便

JAL123便は8月12日午後6時24分頃にスコーク7700を発信
ANA37便は8月12日午後6時半頃にスコーク7700を発信

JAL123便は8月12日午後6時56分頃に墜落
ANA37便は8月12日午後6時50分頃に羽田空港に着陸

両機ともに、油圧系統トラブルとみられている

世界最多の死者を出した日本航空123便墜落事故

日本航空123便墜落事故(日航機墜落事故または日航ジャンボ機墜落事故とも呼ばれる)は、乗員乗客524人のうち520人が死亡した、墜落事故および単独機による航空事故では世界最多の死者を出しています。

発生から32年が経っているということもあり、ニュースや特番等で定期的に取り上げられるものの、若者の間では詳しく知られていないケースも多い模様。

事故原因については、ボーイング社の修理が不適切だったことによる圧力隔壁の破損が原因とされています。

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羽田発-伊丹行きの飛行機で同じ日時・同じトラブルが発生…Twitterでの反応

羽田空港で飛行機が緊急着陸するトラブルが起きたことについて、様々な点で類似していることから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

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緊急着陸現場(東京都大田区)場所の地図

以下、全日空(ANA)の旅客機が気圧トラブルにより緊急着陸した現場・東京都大田区「羽田空港」の地図(Googleマップ)。

墜落事故現場(群馬県多野郡上野村の高天原山)場所の地図

以下、日本航空(JAL)の旅客機が気圧トラブルにより墜落した事故現場付近・群馬県多野郡上野村「高天原山」の地図(Googleマップ)。

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