寺内樺風被告が裁判で意味不明な発言「森の妖精です」朝霞市の少女誘拐

■2017/8/29　19：15 最終更新■

埼玉県朝霞市の少女誘拐（１６）・監禁事件で寺内樺風被告（２５）の判決公判が８月２９日、埼玉地裁で開かれたましたが、意味不明な発言を繰り返し延期となりました。

少女誘拐・監禁事件で未成年者誘拐・監禁致傷・窃盗の罪に問われたのは、東京都中野区東中野３丁目に住む千葉大（休学）・寺内樺風被告です。寺内樺風＝てらうち かぶ

発表によりますと寺内樺風被告は２０１４年３月ころ、朝霞市で下校途中の中学１年生の少女を誘拐したうえ、中野区東中野にある自宅アパートで約２年間監禁したとして、未成年者誘拐や監禁傷害、窃盗などの罪に問われています。

これまでの裁判で検察側は「用意周到で計画的犯行だ」などと懲役１５年を求刑しており、弁護側は「寺内樺風被告は統合失調症で、責任能力は限定的だ」などと責任能力について争っていました。

８月２９日午前１０時半から、さいたま地方裁判所で判決公判が開かれましたが、寺内樺風被告が法定で「森の妖精です」「からあげクン増量中」などと意味不明な発言や、奇声を上げたため、裁判は休廷となったということです。

その後、裁判は同日午前１１時ころに再開、寺内樺風被告が再び意味不明な発言をしたため、判決は言い渡されず裁判は延期となりました。次の判決期日は決まっていない模様。

寺内樺風被告、質問に意味不明な返答「森の妖精です」

以下は、裁判長の質問に対して意味不明な返答をする寺内樺風被告の発言の一部をまとめたものです。

寺内樺風被告が「ヒャー」などと奇声を上げながら入廷

寺内樺風被告:「私はオオタニケンジでございます」

裁判長:「前に出て下さい」
寺内樺風被告:「私ですか？」

裁判長:「あなたの名前は」
寺内樺風被告:「オオタニケンジです」「アメーバです」

裁判長:「生年月日は？」
寺内樺風被告:「１６歳」

裁判長:「本籍はどこですか？」
寺内樺風被告:「和歌山県那智の滝」

寺内樺風被告:「日本語がわからない」
裁判長:「私の質問は分かりますか?」
寺内樺風被告:「私はオオタニケンジでございます」

裁判長:「あなたの職業は？」
寺内樺風被告:「職業は森の妖精です」

裁判長:「ここはどこかわかりますか？」
寺内樺風被告:「トイレです」「私はお腹が空いています。今ならからあげクンが１個増量中」

裁判長:「ずっとこの調子なんですか？」
弁護人「今朝からこの調子です」

上記のように寺内樺風被告は裁判長の質問に対して、まともに返答することがなく裁判は延期となりました。

この寺内樺風被告の意味不明な発言に対してインターネット上では「朝霞市の少女誘拐の犯人の裁判受けた」「演技？それともガチ？」「からあげクン増量中は笑った」「頭大丈夫かな？」などと様々な声が多数見られました。

寺内樺風容疑者のプロフィール

名前	寺内樺風
フリガナ	テラウチ カブ
年齢	２３歳
住まい	東京都中野区東中野３丁目 ※２０１６年２月まで千葉県千葉市稲毛区
実家	大阪府池田市綾羽
出身校	千葉大学（工学部情報画像学科）
趣味趣向	航空機関係に強い感心、秋葉原へ遊びに行く
容疑	未成年者誘拐、監禁

「私は妖精」判決延期に　中1少女“誘拐・監禁”

2017/8/29 12:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

関連法定刑

【関連リンク】

• 埼玉県朝霞市の女子中学生が行方不明になった事件の詳細まとめ
• 行方不明の女子中学生を中野区で保護 誘拐監禁事件？犯人の男が逃走
• 寺内樺風容疑者を指名手配し警察が行方追う 中野監禁事件で公開手配
• 寺内樺風容疑者を逮捕 女子中学生拉致監禁事件 東中野駅付近の23歳
• 現在の記事

朝霞市の少女誘拐・監禁のカブ被告の裁判「からあげクン増量中」…Twitterでの反応

寺内樺風被告の判決公判が開かれ、法廷で意味不明な発言や奇声を上げたため延期になったことなどについて、Twitter上でも大変な話題となっていました。

被告の裁判が行われた場所（埼玉県さいたま市浦和区高砂）場所の地図

以下、寺内樺風被告の裁判が開かれた場所・埼玉県さいたま市浦和区高砂３丁目１６「さいたま地方裁判所」の地図（Googleマップ）。