大多喜町紙敷で殺人事件 息子が父親の首を絞め殺害 介護疲れが原因か

■2017/9/6　15：38 最終更新■

千葉県大多喜町紙敷の住宅で９月６日、父親の首を絞めて殺害したとして、千葉県警は殺人未遂の疑いで６０代の息子を逮捕しました。警察は容疑を殺人に切り替え捜査する方針。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大多喜町紙敷に住む・服部和男容疑者（６２）です。

発表によりますと服部和男容疑者は９月６日午前８時２０分ころ、大多喜町紙敷の自宅で、同居する父親・服部恭治さん（８８）の首を絞め殺害しようとした殺人未遂の疑いが持たれています。

犯行後、服部和男容疑者は自ら「父親の首を絞めて殺した」などと、警察に１１０番通報したことで事件が発覚しました。

この通報を受け警察官や救急隊らが現場に駆けつけたところ、服部恭治さんが自宅でぐったりした状態で見つかりました。警察官は現場にいた服部和男容疑者に事情を聴いたところ、首を絞めたことを認めたため殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。

服部恭治さんは病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けましたが、間もなく死亡が確認されました。

服部恭治さんは体調が悪く寝たきりの状態で生活しており、服部和男容疑者とこの家で２人暮らしをしていました。

これらのことなどから、警察は介護疲れが事件の動機となったとみて調べています。

警察での取り調べに対して服部和男容疑者は「首を絞めて殺害したことは間違いありません」などと供述し、容疑を認めています。

千葉県警は殺人容疑に切り替え、服部和男容疑者から事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。

大多喜町紙敷で殺人事件、父親の首を絞めて殺害…Twitterでの反応

大多喜町紙敷の住宅で、男が寝たきりの父親の首を絞めて殺害した殺人事件が起き、介護疲れが動機の可能性とみられていることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

殺人事件現場付近（千葉県大多喜町紙敷）場所の地図

以下、息子が父親の首を絞め殺害した殺人事件現場付近・千葉県大多喜町紙敷の地図（Googleマップ）。