チビチリガマで千羽鶴など荒らす事件 少年4人を逮捕「肝試しに行った」
■ 最終更新■
沖縄県読谷村にあるチビチリガマが荒らされた事件で、沖縄県警嘉手納署は器物損壊の疑いで少年ら4人を逮捕しました。
器物破損の疑いで逮捕されたのは、いずれも沖縄本島中部に住む無職の少年(16)、型枠解体工の少年(17)、無職の少年(18)、無職の少年(19)の計4人です。
発表によりますと少年らは9月5日正午ころ~12日午前11時ころまでに、沖縄県読谷村にある自然洞窟「チビチリガマ」で、置かれていた千羽鶴4束や看板2枚、額1枚を壊した器物損壊の疑いが持たれています。
9月12日、奉納されていた千羽鶴や看板などが荒らされているのが見つかり事件が発覚しました。遺族会は15日、嘉手納署に被害届を提出。
その後、「少年らがチビチリガマを荒らした」などという情報が寄せられたことで、捜査線上に少年らが浮上し逮捕に至りました。
事件当時、現場には逮捕された少年の他にも数人がおり、逮捕された少年らに「荒らさないほうがいい」などと制止する場面もあった模様。
警察での取り調べに対して少年らは「荒らしたことは間違いありません」などと供述し、容疑を認めています。また、一部の少年は「肝試しに行った」「心霊スポットだと聞いて行った」などと話しました。
この事件に対してインターネット上では「チビチリガマの犯人は少年だったのか」「この少年たち本当に最低」「バカでもわかる事件」「チビチリガマで肝試しか・・・」などと様々な声が多数見られました。
嘉手納署は器物損壊の疑いとして、少年らか事情を聴くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。
チビチリガマの歴史、集団自決・集団死
以下は、チビチリガマについてのWikipediaの引用です。
チビチリガマは、沖縄県中頭郡読谷村波平にある鍾乳洞(ガマ)。
1945年(昭和20年)、沖縄戦における集団自決(集団死)が行われた場所である。
チビチリガマから南東に600メートル離れたシムクガマでは、対照的に集団自決による死亡者は出なかった。
4月1日、アメリカ兵がチビチリガマへ最初に来た際、ガマの入り口まで降りて「デテコイ」と呼びかけて去っていった。
「鬼畜米英」と教えられていたアメリカ兵が突然目の前に現れたことで、村民は恐怖のあまりパニック状態に陥るが、その時18歳の女性が「アメリカを恐れることはない。
竹槍で戦いなさい」と言ったことで落ち着きを取り戻した。チビチリガマやシムクガマに避難した住民は全員竹槍を持ち込んでいたが、アメリカ軍が浜から上陸したことを知らない住民たちは、敵は落下傘で降りて来ただろうから人数も少ないから竹槍で十分戦えると考え、竹槍を手に取り入り口に向かった。
村民の一部は、「殺せ」「やっつけろ」「天皇陛下万歳」と口々に叫び、ガマから飛び出して突撃し、2メートルほどの竹槍を、7メートル以上上のガマの崖上に並んでいたアメリカ兵に向かって突き出した。崖の上から機関銃や手榴弾の攻撃が降り注ぎ、先頭にいた2人の男が狙撃された。アメリカ兵は救出をあきらめて立ち去り、「安心して出てきなさい」といった内容のビラと一緒にチョコレートや缶詰、タバコを置いていったが誰もビラを信じず、食べ物を口にする者は一人もいなかった。元日本兵を名乗る男が、ガマ内の前と奥をつなぐ場所に持ち込んでいた布団を積み上げて火をかけ、煙により死のうとしたとき、一人の女が炎に飛びかかり山を崩し火を消した。
4月2日時点のガマは、過密状態で風が通らず、酸欠状態になっていた。午前8時頃に再びアメリカ兵が来て、ガマから出るよう呼びかけるが、元日本兵の「出て行けば殺される」という言葉を信じ、ガマを出る者はいなかった。
その後、娘から「殺して」と頼まれた一人の母親が、娘の首を包丁で刺した後、続いて息子を包丁で刺すと、自決する者が続出し、元日本兵が再び火を付けると、炎と煙がガマ内に充満した。
煙で苦しむよりはアメリカ兵に撃たれて楽に死のうと考えた者はガマの外に出たことで助かり、都屋の収容所に移送された。
チビチリガマへは世帯数31、総人口194名のうち139名が入ったが、自決者数は82名(85人とする場合あり[1])、死亡率は60%に上り、その過半数が子どもであった。
画像出典:JNN
関連する犯罪の法定刑
器物損壊罪…3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料
沖縄県読谷村で器物損壊事件、千羽鶴を壊した少年4人を逮捕…Twitterでの反応
沖縄県読谷村にあるチビチリガマで、少年らが千羽鶴や看板を壊した器物損壊事件で、「肝試しで入った」などと供述していることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。
チビチリガマ荒らしした人たち逮捕されたようで、とりあえずよかったけど肝試しって何や?そんな場所じゃないし、物壊す必要はどこにあったの?
— 愛莉 (@krnsk414) 2017年9月16日
トレンドの「少年供述」、この際だから、この少年たちでチビチリガマを再現すればいんじゃないですか? 「こんな感じで死にました」ってさ。損壊された遺骨の代わりに、少年たちの遺骨を飾っておけばいいし。
— 拙僧 (@sessoh) 2017年9月16日
チビチリガマの肝試し少年達はyoutuberの真似事したんやろうね(´ー`)
肝試し行って何かあっても自己責任だけど荒らして帰ってくるのはダメじゃろて
— 無塩@ (@serorin7) 2017年9月16日
<チビチリガマ荒らし>「心霊スポット」「肝試し」少年供述 ねぇ…
これからこの少年たちには本当の心霊現象が起こるのかぁ…😱
— スライム◯◯⚔️ (@xx_tenkujou_xx) 2017年9月16日
チビチリガマの事件は犯人の目的がどうのではなく悲劇の歴史の記憶が忘れ去れたことが大きな問題。ネトウヨがこの事件をいろんな意味でほくそ笑んでいるのが腹立たしい。
— 二宮力 (@tutomu311) 2017年9月16日
チビチリガマで起きた事→ヤンキー文化というのはわかるが沖縄での特殊性は関係ないよなあ
— 獄長 10/8 SPARKフ-09a (@gokuchou_GRT) 2017年9月16日
読谷村のガマが荒らされたって事件
なかなか ショッキングだったなぁ— 相馬 真祐奈 @ぴろず (@myn_s1215) 2017年9月16日
どきどきどようび~ ♪
╭◜◝ ͡ ◜◝╮
(〃°ω°〃))))
╰◟◞ ͜ ◟◞╯(・_・)スッ
沖縄県読谷村の自然壕チビチリガマ荒らし容疑で逮捕された少年4人
「心霊スポットで肝試しのつもりだった」らしいのだ
これで全国にバカを晒したから
報いをお楽しみに、なのだ— 大沢愛 (@ai_oosawa) 2017年9月16日
沖縄のちびりガマ荒らし事件、
犯人が地元のヤンキーで、沖縄県民自身によるものでよかった。。。— OLちゃんはサブフォーを達成する (@ababaotago) 2017年9月16日
沖縄読谷村のチビチリガマ破壊事件にショックを受けている。犯人逮捕前から本土から来たヤツらがやったに違いない的な政治性だけで最初から見ていた方々も散見されたのも疑問だった。事件がどれだけ究明されるかは見当付かないけど、犯人たちのコミュニティの力学やら意識を分析していってほしい。
— 藤井誠二 (@seijifujii1965) 2017年9月16日
器物損壊事件現場(沖縄県中頭郡読谷村波平)場所の地図
以下、少年らが荒らした事件現場・沖縄県中頭郡読谷村波平1153「チビチリガマ」の地図(Googleマップ)。
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