IELTSで中国人が替え玉受験 偽造パスポートで英語テストの試験会場侵入
■ 最終更新■
英語力判定テスト「IELTS(アイエルツ)」で替え玉受験をしようと受験会場に侵入したとして、京都府警上京署は1月22日、中国人の男を逮捕しました。
建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、中国籍の無職・許毅容疑者(30)です。
発表によると許毅容疑者は1月20日午前9時ころ~午後2時半ころ、本来受験するはずだった別の中国籍の男性に成りすまして、京都市上京区にある同志社大学の受験会場に侵入した疑いが持たれています。
IELTSでは筆記試験の後に面接試験がありましたが、その際に許毅容疑者が身分証明書として提示したパスポートについて、担当者が顔写真部分の手触りが本物の感触と違うことに違和感を感じたことから発覚。
担当者が許毅容疑者を問いただしたところ替え玉受験が判明し、通報により駆けつけた警察官によって同日中に逮捕されました。
許毅容疑者は警察での取り調べに対して「中国のネットで募集されているのを見て募集した。他にも同じようなことを数回やった」「1回あたり十数万円の成功報酬が得られる予定だった」などと供述し、容疑を認めています。
許毅容疑者は2017年10月に来日しており、パスポートはブローカーから送られてきたもので、偽造されたものとみられています。
警察は事件に至った経緯やブローカーについてなど、詳しく捜査を進めています。
IELTSとは
IELTSは、英語圏の国に留学や移住を目的として渡航する際、英語力を証明するための指標として行われている技能テストです。
特に中国からの希望者が多く、受験のために来日する中国人が増えているということです。
IELTSの受験者数は世界中で年間約300万人にものぼり、オーストラリア・ニュージーランド・カナダへの移民は必要条件になっているほどの有名な試験。
以下、Wikipediaより引用。
International English Language Testing System(IELTS, アイエルツ)とは、英語熟練度を測る英語検定の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationによって協同で運営されている。アカデミック・モジュール(Academic Module、大学や他の高等教育機関への出願のためのテスト)とジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module、一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の2種類がある。
IELTSはオーストラリア、イギリス、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国のほとんどの教育機関で受け入れられ、アメリカ合衆国の3000以上の教育機関で受け入れられている。
英語力判定テストで中国人が替え玉受験…Twitterでの反応
英語力判定テスト「IELTS」で中国人の男が替え玉受験をしていた事件について、Twitter上でも大変な話題となっていました。
英検替え玉受験、中国人逮捕 侵入容疑「ネットで応募」(京都新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/h61gSNcOfo @YahooNewsTopics
英検かと思ったらIELTSじゃん笑
やっぱり中国のIELTS人気は本物なのか…— あらい (@baseballdoby) 2018年1月22日
これも高度人材と言い張ったら面白い。
— 日本チャチャチャ (@ddvVVzFJQAQ91YD) 2018年1月22日
聞いたのは、なべやかん以来だな。
— アズマ (@yEXNGp2OijItzGB) 2018年1月22日
顔認証システムを導入する必要があるのかもね
— KUMA (@raimu0003) 2018年1月22日
英語テストで替え玉受験疑い 京都、中国籍の男逮捕 https://t.co/rcMBHGhIg4
偽造パスポートで日本にきて京都で犯罪犯すとかほんと迷惑なんだけど— ひそか (@melty_vanilla) 2018年1月22日
なんでもすぐ不正しようと企む人たち。なんか哀れになってきました。
— 心咲 (@runrunsichaune) 2018年1月22日
インド人の英語も中国人の英語も平等に英語だ、というなら、そいつらが集まる欧米の大学の受験に必要なTOEFLやIELTSのリスニング問題に出てくる訛りがめちゃめちゃマイルドなのも批判しろや
— napper (@office_napper) 2018年1月21日
替え玉受験の罪って建造物侵入になるの・・・
〉RT— サガワ@SGWAAA (@marshal_1995) 2018年1月22日
事件現場(同志社大学)場所の地図
以下、許毅容疑者が替え玉受験をしようとした事件現場・京都府京都市上京区「同志社大学」の地図(Googleマップ)。
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