高崎市「花みづき寮」で殺人未遂事件 認知症の男が職員をハサミで刺す
■ 最終更新■
群馬県高崎市新町の特別養護老人ホームで5月16日、女性職員がハサミで刺される殺人未遂事件が起きました。
群馬県警高崎署は殺人未遂の疑いで、入所者で無職・宮田利昭容疑者(87)を現行犯逮捕しました。
発表によりますと宮田利昭容疑者は5月16日午前5時55分ころ、高崎市新町にある特別養護老人ホーム「花みづき寮」の2階共有スペースで、女性職員(23)の胸をハサミ(刃渡り約8㎝)で刺し殺害しようとした殺人未遂の疑いが持たれています。
宮田利昭容疑者が2階リビングでハサミを持ち歩いていたため女性職員が注意したところ突然、胸を刺されたということです。
女性職員は通報で駆けつけた救急隊らによって病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けたところ、幸い軽傷で命に別状はありません。
高崎署によりますと、宮田利昭容疑者は重度の認知症で、職員らに暴行を加えたり暴言を浴びせるなどの症状が多々あったということです。
宮田利昭容疑者は2016年に妻を亡くし施設入居まで長男と2人暮らしをしており、食事や歩行などは1人でできますが、重度の認知症のため24時間体制の介護が必要な状態でした。
警察での取り調べに対して宮田利昭容疑者は「なにもしていません」などと供述し、容疑を否認しています。
宮田利昭容疑者は殺人未遂事件として、宮田利昭容疑者から事情を聴くとともに、認知症の影響などについて詳しく調べています。
画像出典:ANN
入居の男「俺はやってない」はさみで職員刺したか
2018/5/16 ANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画
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殺人未遂罪…死刑または無期もしくは5年以上の懲役
高崎市の老人ホームで殺人未遂事件…Twitterでの反応
高崎市新町にある特別養護老人ホーム「花みづき寮」で、認知症の男が女性職員をハサミで刺した殺人未遂事件について、Twitter上でも大変な話題となっていました。
暴言暴力行為を職員や利用者にする前頭側頭型認知症の男性がいる。
女性職員の中には過去にこの人に殴られそうになり、日々暴言を吐かれ顔を見るだけで動悸が激しくなったり、過呼吸気味になる人もいる。
それでも施設の方針で家族が望まない投薬は行わない。
退去もさせない。
職員は守られない。— 猫田@夜勤嫌だああああ (@hakutonbu) 2018年5月16日
70年、80年生きてきた人達を集団で同じところに住まわせるっていうこと自体無理あると思うな。そりゃストレスも溜まる。暴力的な行為って認知症だからってだけじゃないと思う。
— 五黄の寅ちゃん (@koko_slowreader) 2018年5月16日
殺人未遂事件現場(群馬県高崎市新町)場所の地図
以下、認知症の男が女性職員を刺した殺人未遂事件現場・群馬県高崎市新町1863「花みづき寮」の地図(Googleマップ)。
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