中国で飛び降り自殺の煽り問題「暑いから早く」19歳の女子学生が死亡

■2018/6/27　15：07 最終更新■

中国で１９歳の女子学生が飛び降り自殺を図り、自殺を観にきた人達が「早く飛び降りろ」などと煽ったことで大変な問題となっています。

問題となっているのは６月２０日午後３時ころ、中国甘粛省にあるホテルで、窓枠に腰を掛け飛び降り自殺を図ろうとしている女性学生（１９）に対して、自殺を観にきた群衆が「早く飛び降りろ」「まだ生きてるのか」「暑いから早くジャンプして」などと煽ったというものです。

当時、現場には大勢の群衆で溢れ、多くの人達がスマホで動画や写真を撮影し、SNSで拡散したりライブ配信をしていたということです。

女子学生は窓枠に腰を掛け約４時半が経った午後７時半ころ、飛び降り自殺を図り死亡しました。

女子学生が飛び降りた際、集まっていた人達は大喜び、なかには拍手をする人もいました。

ビルから飛び降りる直前、駆けつけた消防隊が女子学生の手を掴んで自殺を阻止しようとしましたが、女子学生は消防隊に「ありがとう、死ななければいけないみたい」などと告げ手を振りほどき落ちた模様。

飛び降り自殺を図った女子学生は、２０１６年（約２年前）に学校で教師から性的暴行を受け、鬱病を患っていたということです。

この問題にインターネット上では「どういう神経してるのか理解できない」「間接的な殺人事件でしょ」「酷すぎる、命を何だと思ってるんだ」「中国人が考えることは理解できない」などと様々な声が多数みられました。

中国の警察は「女子学生の自殺を煽った人や、当時の動画をアップロードした人々を見つけ次第逮捕する」などと発表しました。

中国で19歳の女子学生の飛び降り自殺を煽り問題…Twitterでの反応

中国甘粛省にあるホテルで、１９歳の女子学生が飛び降り自殺を図ろうとした際、群衆が「早く飛び降りろ」などと煽ったことなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

飛び降り自殺現場付近（中華人民共和国甘粛）場所の地図

以下、女子学生の飛び降り自殺問題があった場所付近・中華人民共和国甘粛の地図（Googleマップ）。